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「さくら」通信

苫小牧市議会議員桜井忠のブログ

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東日本大震災

先日の市民文化祭に3年連続で出品しました。
「鎮魂 志津川に轟く 若者と唱うEXILEの道」と墨書しました。

南三陸町志津川の志津川中学校は3月12日に卒業式を予定していた。卒業生が合唱するのはEXILEの「道」。最初は先生方から「合唱曲でないからダメ」と言われたが、生徒が粘り強く説得し採用された。
 震災の夜、生徒は高台の学校にいたために全員無事だったが被災した家には戻れず、全校生徒と避難してきた住民250人が真っ暗な学校で不安な時間を送った。各クラスごとに固まっていたが、3年1組から卒業式で唄う予定だった「道」が聞こえてきた。その声に他の3年生も加わり、やがて全校生徒の合唱になった。生徒達の中には家族と連絡が取れていない者もいたであろう。大切な家を流された者、不安な夜にその心を支えた歌「道」。
志津川中学の校門前に一本の坂道がある。卒業を控えた佐藤利輝君の父は街で写真店を営んでいる。震災前に96人の卒業生全員を集めて記念写真を撮っていた。その写真は震災で流されたが2週間後瓦礫の中から発見された。ところどころ傷はついていたが破れることなく残った写真には廃墟になる直前の街の様子が写されていた。
EXILEはレコード大賞を連続受賞した人気グループ、しかし忙しいスケジュールを縫って3月30日の復興音楽祭に志津川に駆けつけ卒業生らと唱った。そして半年たった10月再び復興音楽祭絆「道」で卒業生と共に歌った。EXILEのメンバーには苫小牧東中を卒業した八木将吉君がいる。娘の一期先輩だった。何度も挫折を味わいながら目指すEXILEのメンバーとなった。われわれから見るとちょっと不良っぽいメンバーだがサングラスで見えない目からも涙が見えていた。
私が結婚した当時の義父は志津川の戸倉小学校の教員をしていた。ちょうど被災した中学生の父親世代を教えていたのだろう。今回市民文化祭のために筆を持ったとき、鎮魂のためにどうしてもこのことを書きたかった。

『思い出が 時間を止めた』 今日の日を忘れるなと
見慣れた景色 二度と並べない 思い出の道
この道で 君と出会い 春が僕らを包んでた
愛と優しさ 教えてくれたね 泣かないで歩こう (中略)

道、君と歩いた今日まで かすかに 動くくちびる
特別な時間をありがとう 「心」「勇気」「友」「笑顔」
嬉しすぎて 溢れ出した 涙が とまらない

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プロフィール

HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身

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