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「さくら」通信

苫小牧市議会議員桜井忠のブログ

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不可能を可能にする

若干古い話しになりますが、昨年末の高校駅伝と箱根駅伝、ここに一つの繋がりがあることをご存知でしょうか。高校駅伝は男女とも広島の世羅高校が優勝しました。また、箱根駅伝を優勝に導いた青山学院の監督も実は世羅高校の出身です。
 この世羅高校、かつては駅伝の名門校として活躍した時代がある高校なんですが、実は広島の片田舎の公立高校です。苫小牧周辺で言うと厚真高校という感じでしょうか。ご多分に漏れず、まだ駅伝が今のように注目されていなかった当時の優勝争いをした高校ですが、その後駅伝が注目されるに従って、私立の高校が有望選手を県内外問わずにかき集め、最近では外国選手を積極的に呼び込み、成績を伸ばして行き、それにつれ世羅高校は「過去の名門校」になってしまいました。
 やがて学校は荒れ、とうとう学校長が自殺までしてしまいます。そこで立ち上がった世羅高校のOB達、県議だった小島敏文(現代議士)を中心に学校の校門に毎朝立ち、登校する子供達に声を掛けた。そして、もう一度子供達に過去の栄光にあふれた世羅高校ですが、過去ではなく自らの栄光とすることが自信に繋がると考えて、陸上部の後援会を作りバックアップして行くことにした。しかししたいと思っても出来る程甘くはない。全国皆真剣に駅伝に取り組んでいるのだから。でも、諦めなかった、小島の恩師大東文化大学陸上部長だった村田克己先生の口癖、戦略を立てて「不可能を可能にする」その思いで取り組んだ。
 田舎の公立高校は順調に成績を上げて行く。それと同時に生徒は目標を持つようになる。地域もそれを応援する。万が一学校で不祥事があれば出場さえ出来なくなりかねない、そんな緊張感が生徒達に伝わって行く。そして当時の高校駅伝の横綱は仙台育英高校、監督は何と小島敏文の大学のゼミで一期先輩の渡辺高夫。何度も挑戦しては跳ね返されていた。しかし、やがて時代は仙台育英から世羅に変って行く。最近は仙台育英が東日本大震災の影響が陸上部にも及ぶ、渡辺も定年退職する。そして昨年末とうとうもう少しかかると思っていた女子が急成長し、アベック優勝を果たすことが出来た。夢は諦めてはいけない戦略を立ててのぞむことにより「不可能を可能にする」ことが出来るのだから。
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プロフィール

HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身

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