「さくら」通信
苫小牧市議会議員桜井忠のブログ
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高倉健さんの訃報
高倉健さんが亡くなりました。
若い頃は網走番外地などで、アウトローなのに真直ぐな生き方を演じていました。当然ロケ地には網走などで撮られた。その後「幸せの赤いハンカチ」や「駅」「ぽっぽや」など北海道を舞台にした映画が多かった気がする。どの映画もしみじみとした暖かさを感じる。それが決して口数の多くない高倉健さんの演技が行間から染み出てくるものだったと思う。その中で忘れられない演技が「駅」です。追っている犯人の女倍賞千恵子さんとだんだん親しくなり、留萌だったと思うがデートをして初めて結ばれる。事後に衣服を整えながら倍賞千恵子が「私声が大きかったでしょ、はずかしい」と恥じらう、「そんなことはないよ」と高倉健が倍賞千恵子に気を遣う。そして聞こえないような声で「ロシアまで聞こえるかと思った」という。無口な高倉健がボソッと言った一言がとても笑えた。笑いというものは「こんな面白い話しを聞いたの」と言って話すとほとんど面白くない話しになってしまう。同じ話しでも無表情に話すと落ちの落差でとても面白い話しになると学んだ演技でした。
さて、高倉健主演の映画に「君よ憤怒の川を渡れ」というのがある。東京の検事正が政界や検察上層部を巻き込んだ殺人事件の犯人に仕立て上げられ、同僚に追われるようになる。逃げながら事件を解決するために北海道に渡り、また自家用飛行機で東京に戻りクライマックスでは新宿の街中を馬群を走らせたことで話題になりました。ヒロインは北海道の牧場主の娘だった中野良子。北海道ロケ地は本桐牧場とオンワード牧場でした。
この映画は大映が倒産後、社長だった永田雅一が復帰をかけた第一作と謳っていました。永田は昭和26年の皐月賞、ダービーを勝って10戦10勝の「幻の馬、トキノミノル」のオーナーでしたが、そのトキノミノルは本桐牧場の生産馬。本桐牧場は地元代議士南條徳男が社長であり、永田も株主になった。そして私の父は南條の秘書であり、牧場の北海道支配人(本社東京)でした。この映画を作った頃には永田も株は手放し、南條も亡くなっていましたが、そのような縁があって本桐で撮ったものと思います。またオンワード牧場は牧場の中に飛行場があり検察に追いつめられた高倉はそこから中野の操縦する飛行機で本州に脱出するのです。映画に出てくる光景は外観は本桐、中はオンワードでした。
この映画はその後中国で大ヒットし、中国で高倉健と言えばこの映画が出てきます。さて、このとき深夜の新宿を馬の大群が走るのですが、その時に転んで予後不良となった馬の中に大変な良血馬がいたようです。本来芝生や土の上を走る蹄がアスファルトの上を走らされたのですからたまったものではありません。鈍い馬ならそれでも何とか走り終えても、運動神経が発達している馬だからこそカーブや体の反転等でぎりぎりの動きをするので怪我をしてしまうのだと思います。
若い頃は網走番外地などで、アウトローなのに真直ぐな生き方を演じていました。当然ロケ地には網走などで撮られた。その後「幸せの赤いハンカチ」や「駅」「ぽっぽや」など北海道を舞台にした映画が多かった気がする。どの映画もしみじみとした暖かさを感じる。それが決して口数の多くない高倉健さんの演技が行間から染み出てくるものだったと思う。その中で忘れられない演技が「駅」です。追っている犯人の女倍賞千恵子さんとだんだん親しくなり、留萌だったと思うがデートをして初めて結ばれる。事後に衣服を整えながら倍賞千恵子が「私声が大きかったでしょ、はずかしい」と恥じらう、「そんなことはないよ」と高倉健が倍賞千恵子に気を遣う。そして聞こえないような声で「ロシアまで聞こえるかと思った」という。無口な高倉健がボソッと言った一言がとても笑えた。笑いというものは「こんな面白い話しを聞いたの」と言って話すとほとんど面白くない話しになってしまう。同じ話しでも無表情に話すと落ちの落差でとても面白い話しになると学んだ演技でした。
さて、高倉健主演の映画に「君よ憤怒の川を渡れ」というのがある。東京の検事正が政界や検察上層部を巻き込んだ殺人事件の犯人に仕立て上げられ、同僚に追われるようになる。逃げながら事件を解決するために北海道に渡り、また自家用飛行機で東京に戻りクライマックスでは新宿の街中を馬群を走らせたことで話題になりました。ヒロインは北海道の牧場主の娘だった中野良子。北海道ロケ地は本桐牧場とオンワード牧場でした。
この映画は大映が倒産後、社長だった永田雅一が復帰をかけた第一作と謳っていました。永田は昭和26年の皐月賞、ダービーを勝って10戦10勝の「幻の馬、トキノミノル」のオーナーでしたが、そのトキノミノルは本桐牧場の生産馬。本桐牧場は地元代議士南條徳男が社長であり、永田も株主になった。そして私の父は南條の秘書であり、牧場の北海道支配人(本社東京)でした。この映画を作った頃には永田も株は手放し、南條も亡くなっていましたが、そのような縁があって本桐で撮ったものと思います。またオンワード牧場は牧場の中に飛行場があり検察に追いつめられた高倉はそこから中野の操縦する飛行機で本州に脱出するのです。映画に出てくる光景は外観は本桐、中はオンワードでした。
この映画はその後中国で大ヒットし、中国で高倉健と言えばこの映画が出てきます。さて、このとき深夜の新宿を馬の大群が走るのですが、その時に転んで予後不良となった馬の中に大変な良血馬がいたようです。本来芝生や土の上を走る蹄がアスファルトの上を走らされたのですからたまったものではありません。鈍い馬ならそれでも何とか走り終えても、運動神経が発達している馬だからこそカーブや体の反転等でぎりぎりの動きをするので怪我をしてしまうのだと思います。
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プロフィール
HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身
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