「さくら」通信
苫小牧市議会議員桜井忠のブログ
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代表質問−16
16.教育行政
⑴.教育の目的について
教育行政執行方針を昨年と比較して読んでみました。そうすると、平成28年の教育の目的は「人格形成と国家・社会の形成者の育成、すなわち『ひとずくり』です。このことは、いかに時代が変わろうとも普遍的なものです。」と書いてありました。
しかし29年は「少子高齢化の急速な進展や経済の一極集中化などの課題により、持続可能な社会を創るための『ひとづくり』が社会的に急務となっております。また、地域コミュニティの規模が縮小し希薄化していく中で、地域の課題に正対し自ら解決しようとする人材を育むことが教育の重大な目的になっております。」と書いています。
まず「ひとづくり」の定義が違います。また、28年は「ひとづくり」が「普遍的な教育目的」ですが、29年になると「人材を育む」ことが「最大な目的」になっています。ここは舌ったらずなのではないか。この文章のままでは多くの誤解を生みます、説明を求めます。
⑵.学力向上について
「苫小牧学力向上アクションプラン」に基づいた授業改善の取り組みを6年続けているということですが、以前、苫小牧市の学力は全国と比べてかなり低い点数しか取れませんでした。しかし最近は高いとは言いませんが、だいぶ改善してきており、その点は市教委始め、学校現場の先生方、勿論本人たる生徒たち、それぞれに頑張った成果だと思います。この傾向は私は以前なかった夏休みなど長期休暇の始めに学習サポートをしていますが「頑張ったなあ」と評価します。しかしそれは外部から一面的に見ただけですので、この成果は授業内容の見直しにあるのか、家庭学習にあるのか、どのような努力の結果なのかその分析をお答えください。
また、「教育行政執行方針」には「依然として課題も見られる」と書いてありましたが、その課題とは何でしょうか。
⑶.子どもの貧困と健康について
私達は、毎朝通学路に立って、子供達の交通安全と挨拶運動をしていますが、子供達はよく家庭であったことなど話してくれます。先日小学校一年生の体の小さな子供が「朝ごはん食べてこない」っていうんです。お母さん忙しいのかなあと思って「じゃあ、夜のうちにおにぎり一つ作っておけばいいのに」というと、全く屈託のない顔で「うち貧乏だから食べるものがないんだ」というのです。思わず声が出ませんでした。今言われている子どもの貧困とはこのことなのかなあ、と考えてしまいました。
そこで、今回の教育行政執行方針には前回までにはなかった子供の貧困が書かれています。現在市内に貧困と言われている子供達はどのくらいいるのか。きめ細かな対応をして相談に当たって、少なくても朝ごはんを食べてこれるようにするべきだと思いますが、市教委と、さらに市教委だけの問題ではありませんので健康子ども部との連携が肝心ですのでそちらのお答えもいただきたいと思います。
⑷.メール配信サービスについて
27年度11月より試行したメール配信サービスは28年から本格実施いたしました。これにより個人情報の保護は格段に整備されたものと思いますが、私は父母間の横の連携が希薄になるのではないかと心配していますが、一年間実施してみてその反省、課題などありましたらお聞きしたいと思います。
また、メールアドレスはどの程度持っているものなのか。持っていない家庭にはどのように知らせているのでしょうか。例えば休校の一斉配信メールを送った際に、アドレスがあっても見ている人、見ていない人がいると思いますが、マニュアルではその後のチェック体制はどのようになってフォローしているのでしょうか。
⑸.特別支援学級について
特別支援学級であった問題を申し上げます。一昨年4月に転勤してきた支援学級の先生が一ヶ月くらいで学校に出てこなくなりましたが、その知らせが父母には全くなく、教頭先生などに聞いてもあやふやな回答で何も答えてくれない。そこで父母の代表が夏休み前に市教委に確認したそうです。2学期から出てくると言われたが、2学期になっても出てこない。その間お母さん方もいろいろどうなっているのかと話には出てくるがわからない。3学期には恒例で校長先生が生徒と触れ合うのですがその時も何も言わなかった。3学期に送り迎えに来ていた父母がまた聞いたら「新学期になっても来ないかもしれない」と言われたそうです。しかし、それはたまたま迎えに来ていたお母さんが聞いたのであって、迎えなどに来ないお母さんに伝わるような話ではなかったと言います。代理の先生が4月から来ましたが、とうとうプリントなどに書かれて父母に知らされることはなかったと言います。しかし普通学級の方では先生が長期に休むときはすぐプリントに書かれて、皆に知らされる。実際その間にそういう先生がいたそうです。どうも子供が一般学級と差別されているとお母さん方は言います。まず、この事実関係が正しいのかどうなのかお聞きいたします。
プリントに書いたかどうかは私に話してくれた父母の方のお話に間違い無いものと思います。しかしそこに差別意識があったかどうかはいろいろ反論もあろうことかもしれませんが、このことに限らず、父母の間には「差別されている」という意識があります。それが問題です。ひとつ一つのことは反論できるかもしれません、しかしそういうことが次々に重なっていることが、底流にお互いの理解を阻害していると思います。私は差別をしている意識があることを直すのはある意味簡単だと思います。しかし差別している意識がないものを、差別されている方々から見ると差別されていると感じることを理解し、直していくことの方が、意識がないだけに大変だと思います。市教委ではこの件どうお考えなのでしょうかお答えください。以上お聞きして1回目の質問を終わります。
⑴.教育の目的について
教育行政執行方針を昨年と比較して読んでみました。そうすると、平成28年の教育の目的は「人格形成と国家・社会の形成者の育成、すなわち『ひとずくり』です。このことは、いかに時代が変わろうとも普遍的なものです。」と書いてありました。
しかし29年は「少子高齢化の急速な進展や経済の一極集中化などの課題により、持続可能な社会を創るための『ひとづくり』が社会的に急務となっております。また、地域コミュニティの規模が縮小し希薄化していく中で、地域の課題に正対し自ら解決しようとする人材を育むことが教育の重大な目的になっております。」と書いています。
まず「ひとづくり」の定義が違います。また、28年は「ひとづくり」が「普遍的な教育目的」ですが、29年になると「人材を育む」ことが「最大な目的」になっています。ここは舌ったらずなのではないか。この文章のままでは多くの誤解を生みます、説明を求めます。
⑵.学力向上について
「苫小牧学力向上アクションプラン」に基づいた授業改善の取り組みを6年続けているということですが、以前、苫小牧市の学力は全国と比べてかなり低い点数しか取れませんでした。しかし最近は高いとは言いませんが、だいぶ改善してきており、その点は市教委始め、学校現場の先生方、勿論本人たる生徒たち、それぞれに頑張った成果だと思います。この傾向は私は以前なかった夏休みなど長期休暇の始めに学習サポートをしていますが「頑張ったなあ」と評価します。しかしそれは外部から一面的に見ただけですので、この成果は授業内容の見直しにあるのか、家庭学習にあるのか、どのような努力の結果なのかその分析をお答えください。
また、「教育行政執行方針」には「依然として課題も見られる」と書いてありましたが、その課題とは何でしょうか。
⑶.子どもの貧困と健康について
私達は、毎朝通学路に立って、子供達の交通安全と挨拶運動をしていますが、子供達はよく家庭であったことなど話してくれます。先日小学校一年生の体の小さな子供が「朝ごはん食べてこない」っていうんです。お母さん忙しいのかなあと思って「じゃあ、夜のうちにおにぎり一つ作っておけばいいのに」というと、全く屈託のない顔で「うち貧乏だから食べるものがないんだ」というのです。思わず声が出ませんでした。今言われている子どもの貧困とはこのことなのかなあ、と考えてしまいました。
そこで、今回の教育行政執行方針には前回までにはなかった子供の貧困が書かれています。現在市内に貧困と言われている子供達はどのくらいいるのか。きめ細かな対応をして相談に当たって、少なくても朝ごはんを食べてこれるようにするべきだと思いますが、市教委と、さらに市教委だけの問題ではありませんので健康子ども部との連携が肝心ですのでそちらのお答えもいただきたいと思います。
⑷.メール配信サービスについて
27年度11月より試行したメール配信サービスは28年から本格実施いたしました。これにより個人情報の保護は格段に整備されたものと思いますが、私は父母間の横の連携が希薄になるのではないかと心配していますが、一年間実施してみてその反省、課題などありましたらお聞きしたいと思います。
また、メールアドレスはどの程度持っているものなのか。持っていない家庭にはどのように知らせているのでしょうか。例えば休校の一斉配信メールを送った際に、アドレスがあっても見ている人、見ていない人がいると思いますが、マニュアルではその後のチェック体制はどのようになってフォローしているのでしょうか。
⑸.特別支援学級について
特別支援学級であった問題を申し上げます。一昨年4月に転勤してきた支援学級の先生が一ヶ月くらいで学校に出てこなくなりましたが、その知らせが父母には全くなく、教頭先生などに聞いてもあやふやな回答で何も答えてくれない。そこで父母の代表が夏休み前に市教委に確認したそうです。2学期から出てくると言われたが、2学期になっても出てこない。その間お母さん方もいろいろどうなっているのかと話には出てくるがわからない。3学期には恒例で校長先生が生徒と触れ合うのですがその時も何も言わなかった。3学期に送り迎えに来ていた父母がまた聞いたら「新学期になっても来ないかもしれない」と言われたそうです。しかし、それはたまたま迎えに来ていたお母さんが聞いたのであって、迎えなどに来ないお母さんに伝わるような話ではなかったと言います。代理の先生が4月から来ましたが、とうとうプリントなどに書かれて父母に知らされることはなかったと言います。しかし普通学級の方では先生が長期に休むときはすぐプリントに書かれて、皆に知らされる。実際その間にそういう先生がいたそうです。どうも子供が一般学級と差別されているとお母さん方は言います。まず、この事実関係が正しいのかどうなのかお聞きいたします。
プリントに書いたかどうかは私に話してくれた父母の方のお話に間違い無いものと思います。しかしそこに差別意識があったかどうかはいろいろ反論もあろうことかもしれませんが、このことに限らず、父母の間には「差別されている」という意識があります。それが問題です。ひとつ一つのことは反論できるかもしれません、しかしそういうことが次々に重なっていることが、底流にお互いの理解を阻害していると思います。私は差別をしている意識があることを直すのはある意味簡単だと思います。しかし差別している意識がないものを、差別されている方々から見ると差別されていると感じることを理解し、直していくことの方が、意識がないだけに大変だと思います。市教委ではこの件どうお考えなのでしょうかお答えください。以上お聞きして1回目の質問を終わります。
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プロフィール
HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
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