「さくら」通信
苫小牧市議会議員桜井忠のブログ
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代表質問 1.将来へのまちづくり⑷
⑷.新千歳空港について
次に新千歳空港についてお尋ねいたします。北海道新幹線が開通するのに伴って大事になるのは新千歳空港です。何故なら、函館までの開通となれば、函館だけで旅行客を捌くのではなく、洞爺、登別、そして札幌を含めて行程を組む方が多くなるのではないでしょうか。つまり往復新幹線を使うというよりも片道は新幹線、片道は飛行機という方が多くなると思います。また、近年の台湾、中国、さらには東南アジア各国の旅行客は幾何級数的に増えています。ですから新千歳空港が北海道に果たす役割は新幹線開通で地盤沈下すると言うよりも益々増えると思います。
そういう中、先日の新聞報道で、空港の民営化は国管理の空港を一括管理と載っておりました。まず私の感想からいわせていただきますが、空港は国内だけでなく、アジア地区の空港と競争関係にあります。そういった中、新千歳の利点は空港建設費が日本の主要空港の中で特段に安いということです。関空は現在滑走路が2本ですが、第1期工事で4,000m滑走路1本で1兆4500億円、埋立てして作っておりますから沈下が見られる。それをジャッキアップする工事に600億円かかるとのことでした。それに比べて新千歳空港は3,000m滑走路2本で800億円しかかかっていません。ですからその利点を全面に立てて、国内の空港だけでなく、アジアの空港と戦って行かなければならない。
しかし、官房長官ですとか、国交省関係の政治家から聞かれる発言は新千歳だけの民営化ではなく、道内赤字の4空港を抱き合わせの民営化です。あくまで私の私見ですが、これは勘ぐれば他地区から選出されている政治家が、我田引水のための発言ではないのかと疑います。関空だけでなく中部も、神戸も新千歳とは桁が違うだけお金がかかっております。
しかし日本国内だけならそれでもいいのですが、仁川や中国の各空港、香港や台北と競争するには日本は離発着料が高すぎます。離発着料の元となるのが空港の建設コスト等です。ですから、日本の空港でアジアの空港と離発着料の価格で唯一競争できる空港は新千歳空港だけだと私は思います。しかしその良さを赤字空港と抱き合わせられたなら魅力は大きく減じられてしまいます。この質問をすればいつも「国の考え方は変わっておりません」とお答えになりますが、新聞でこれだけ国の大物政治家の発言が続けば、ほおっておく訳には行きません。市が掴んでいるその辺の経過と市の考え方を改めてお聞き致します。
昨日の矢農議員との質疑で今道が態度を明らかにしようとする直前に市が言うことはできないとのことを市長は答弁しておりました。あの場面ではそう言うのもわかります。しかし、今まで矢農議員もそうでしたが、私も何度もこのことに警鐘を鳴らし、質問してきましたが、西野議員もそうかもしれない。しかし市長は鷹揚に構えていたのではないですか。今だけでなく、過去のことも考えるとあの答弁は私は違うと思いますがいかがでしょうか。
市長は苫小牧市総合戦略の基本目標の考えの基軸として「二つの港(新千歳空港と苫小牧港)を有する立地」を述べております。しかし前回の私の質問で新千歳空港内で働く人の割合が5%から4%へ1%減ったとのことであります。1%と言ってもある意味、新千歳空港全体を雇用という意味で一つの企業としてみたならば北海道一の大企業となり、大変大きな数字です。しからばこれが増える対策を立てなければならないのではないか。民間のこととただ指をくわえているだけでいいのか。原因を分析し探ってみる必要は考えていないのでしょうか。千歳市より少ないことは私も理解はしますが、札幌市より、恵庭市より少ないということは滑走路の40%近く苫小牧市にあり、それゆえ騒音問題などにも地元理解の上に協力していることからも私はこれでいいとは思いません。この4%という割合も例えば10%をめざすとか目標を持って取り組んで行く考えはないのかお聞き致します。
さて新千歳空港の最後に2月23日起きた日航機事故について何点かお聞き致します。その原因究明は国土交通省などで行なわれるものと思います。ただ、私は平成14年の代表質問で新千歳空港の消防と冬期間の避難訓練を質問しましたが、それが今回の事故にどう生かされているのか、改めて確認をしたいと思います。
先の質問の後、新千歳空港の消防体制について千歳市や、国交省などと話し合っているのでしょうか。その内容はどういうものだったのでしょうかお尋ねいたします。
消防はその地域ごとに責任を持って災害を押さえなければならないし、その経費負担をしなければなりません。基本はその通りですが、例えば新千歳空港の消防体制もそのようになっており、滑走路の北側6割強で起こった災害は千歳市の消防が出動し指揮を執っておりますが、南側4割弱で起こった災害は苫小牧が出動し指揮を執らなければなりません。実際は千歳市の方が近いので、先に千歳市消防が到着いたしますので、そこで体制をとって救助しますが、苫小牧市の消防が到着した時点で指揮交代して苫小牧市が中心に救助するということになります。
勿論それで何不自由ないものとは思いますが、実際苫小牧で一番近い消防署は沼ノ端支所と新開町に移転した消防本部。そこから到着までは20分前後はかかります。1分1秒を争う救助の中で千歳市消防の方がどうしても早く現着します。それであれば、途中で指揮交代するなどとまどろっこしいことをするよりも、例えば新千歳空港の敷地内では最初から最後まで千歳に指揮は任せて被災者救助を優先して行ない。経費負担はその被災地区によって最終的に清算するということは出来ないかと質問しましたが、今回の事故に当てはめた場合どうなり、どう処理されたのでしょうか。
今回の事故発生は15時10分頃、苫小牧の消防指令車が現地到着したのが15時52分、たまたま私は新千歳空港の近くにおりましたので私自身が確認しています。しかし旅客は15時20分頃に避難を完了しておりました。ですから苫小牧からも多くの消防車が出動していましたが、16時頃から順次苫小牧に戻り始めておりました。私は苫小牧の消防が手薄になるのではないかと思いましたが、しかし当初は避難する方が大勢おりましたので、万全の体制を組むため、新千歳空港に向かったことは責められないと思いました。でも、避難完了してから30分も経っての現場到着ですから、途中無線でも入れて、何台か引き返すと言うことが出来なかったのかお聞き致します。
さて、毎年航空会社と消防隊を中心に災害救助訓練をしていますが、空港が完成して20年以上経っていますが、平成14年段階で一度も冬期間に訓練はしていませんでした。私は何年かに一度は冬期間の訓練をするべきだと思い質問しましたが、「そうしたい」と言う答えでした。今回はまさしく吹雪の中での避難ということになりました。飛行機を出てからバスがくるまで時間が掛かったと言う話しもありますが、あの質問の後、今まで冬期間の訓練は行なわれているのか改めてお聞き致します。
次に新千歳空港についてお尋ねいたします。北海道新幹線が開通するのに伴って大事になるのは新千歳空港です。何故なら、函館までの開通となれば、函館だけで旅行客を捌くのではなく、洞爺、登別、そして札幌を含めて行程を組む方が多くなるのではないでしょうか。つまり往復新幹線を使うというよりも片道は新幹線、片道は飛行機という方が多くなると思います。また、近年の台湾、中国、さらには東南アジア各国の旅行客は幾何級数的に増えています。ですから新千歳空港が北海道に果たす役割は新幹線開通で地盤沈下すると言うよりも益々増えると思います。
そういう中、先日の新聞報道で、空港の民営化は国管理の空港を一括管理と載っておりました。まず私の感想からいわせていただきますが、空港は国内だけでなく、アジア地区の空港と競争関係にあります。そういった中、新千歳の利点は空港建設費が日本の主要空港の中で特段に安いということです。関空は現在滑走路が2本ですが、第1期工事で4,000m滑走路1本で1兆4500億円、埋立てして作っておりますから沈下が見られる。それをジャッキアップする工事に600億円かかるとのことでした。それに比べて新千歳空港は3,000m滑走路2本で800億円しかかかっていません。ですからその利点を全面に立てて、国内の空港だけでなく、アジアの空港と戦って行かなければならない。
しかし、官房長官ですとか、国交省関係の政治家から聞かれる発言は新千歳だけの民営化ではなく、道内赤字の4空港を抱き合わせの民営化です。あくまで私の私見ですが、これは勘ぐれば他地区から選出されている政治家が、我田引水のための発言ではないのかと疑います。関空だけでなく中部も、神戸も新千歳とは桁が違うだけお金がかかっております。
しかし日本国内だけならそれでもいいのですが、仁川や中国の各空港、香港や台北と競争するには日本は離発着料が高すぎます。離発着料の元となるのが空港の建設コスト等です。ですから、日本の空港でアジアの空港と離発着料の価格で唯一競争できる空港は新千歳空港だけだと私は思います。しかしその良さを赤字空港と抱き合わせられたなら魅力は大きく減じられてしまいます。この質問をすればいつも「国の考え方は変わっておりません」とお答えになりますが、新聞でこれだけ国の大物政治家の発言が続けば、ほおっておく訳には行きません。市が掴んでいるその辺の経過と市の考え方を改めてお聞き致します。
昨日の矢農議員との質疑で今道が態度を明らかにしようとする直前に市が言うことはできないとのことを市長は答弁しておりました。あの場面ではそう言うのもわかります。しかし、今まで矢農議員もそうでしたが、私も何度もこのことに警鐘を鳴らし、質問してきましたが、西野議員もそうかもしれない。しかし市長は鷹揚に構えていたのではないですか。今だけでなく、過去のことも考えるとあの答弁は私は違うと思いますがいかがでしょうか。
市長は苫小牧市総合戦略の基本目標の考えの基軸として「二つの港(新千歳空港と苫小牧港)を有する立地」を述べております。しかし前回の私の質問で新千歳空港内で働く人の割合が5%から4%へ1%減ったとのことであります。1%と言ってもある意味、新千歳空港全体を雇用という意味で一つの企業としてみたならば北海道一の大企業となり、大変大きな数字です。しからばこれが増える対策を立てなければならないのではないか。民間のこととただ指をくわえているだけでいいのか。原因を分析し探ってみる必要は考えていないのでしょうか。千歳市より少ないことは私も理解はしますが、札幌市より、恵庭市より少ないということは滑走路の40%近く苫小牧市にあり、それゆえ騒音問題などにも地元理解の上に協力していることからも私はこれでいいとは思いません。この4%という割合も例えば10%をめざすとか目標を持って取り組んで行く考えはないのかお聞き致します。
さて新千歳空港の最後に2月23日起きた日航機事故について何点かお聞き致します。その原因究明は国土交通省などで行なわれるものと思います。ただ、私は平成14年の代表質問で新千歳空港の消防と冬期間の避難訓練を質問しましたが、それが今回の事故にどう生かされているのか、改めて確認をしたいと思います。
先の質問の後、新千歳空港の消防体制について千歳市や、国交省などと話し合っているのでしょうか。その内容はどういうものだったのでしょうかお尋ねいたします。
消防はその地域ごとに責任を持って災害を押さえなければならないし、その経費負担をしなければなりません。基本はその通りですが、例えば新千歳空港の消防体制もそのようになっており、滑走路の北側6割強で起こった災害は千歳市の消防が出動し指揮を執っておりますが、南側4割弱で起こった災害は苫小牧が出動し指揮を執らなければなりません。実際は千歳市の方が近いので、先に千歳市消防が到着いたしますので、そこで体制をとって救助しますが、苫小牧市の消防が到着した時点で指揮交代して苫小牧市が中心に救助するということになります。
勿論それで何不自由ないものとは思いますが、実際苫小牧で一番近い消防署は沼ノ端支所と新開町に移転した消防本部。そこから到着までは20分前後はかかります。1分1秒を争う救助の中で千歳市消防の方がどうしても早く現着します。それであれば、途中で指揮交代するなどとまどろっこしいことをするよりも、例えば新千歳空港の敷地内では最初から最後まで千歳に指揮は任せて被災者救助を優先して行ない。経費負担はその被災地区によって最終的に清算するということは出来ないかと質問しましたが、今回の事故に当てはめた場合どうなり、どう処理されたのでしょうか。
今回の事故発生は15時10分頃、苫小牧の消防指令車が現地到着したのが15時52分、たまたま私は新千歳空港の近くにおりましたので私自身が確認しています。しかし旅客は15時20分頃に避難を完了しておりました。ですから苫小牧からも多くの消防車が出動していましたが、16時頃から順次苫小牧に戻り始めておりました。私は苫小牧の消防が手薄になるのではないかと思いましたが、しかし当初は避難する方が大勢おりましたので、万全の体制を組むため、新千歳空港に向かったことは責められないと思いました。でも、避難完了してから30分も経っての現場到着ですから、途中無線でも入れて、何台か引き返すと言うことが出来なかったのかお聞き致します。
さて、毎年航空会社と消防隊を中心に災害救助訓練をしていますが、空港が完成して20年以上経っていますが、平成14年段階で一度も冬期間に訓練はしていませんでした。私は何年かに一度は冬期間の訓練をするべきだと思い質問しましたが、「そうしたい」と言う答えでした。今回はまさしく吹雪の中での避難ということになりました。飛行機を出てからバスがくるまで時間が掛かったと言う話しもありますが、あの質問の後、今まで冬期間の訓練は行なわれているのか改めてお聞き致します。
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プロフィール
HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
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