「さくら」通信
苫小牧市議会議員桜井忠のブログ
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半ば自らのために 半ば他人のために
昭和30年代前半に大宮デン助という喜劇俳優がいましたが、何と50年代まで生きていたことは知らなかった。子供だった私はこのデン助が大好きでした。しかし今思い起こしてもそのストーリーは何一つ記憶にない。記憶にあるのは浮浪者のように汚い格好で口の回りに無精髭をはやした化粧をしていたことと、1つ1つの仕草が面白くて笑うのだが、笑っているうちに人情話に涙し(当時はそれ程涙もろくはなかったが)、いつの間にか笑い泣きをしていたことでした。
先日あるブログ(http://ameblo.jp/kids-sports-creation/entry-11903500620.html)を読んでいると、実際にあったことなのでしょうが本人に不幸が次々とやってきて、喜劇だとしたならば笑えるのですが、実社会ではそうもいかず、やがて温かい人の心に救われて暖かい者を感じてしまう、そう、まるで大宮デン助の世界が実社会であったのです。
その時思いました、日本人は恥を知る民族です。大震災があっても暴動が起こるどころか、物資を配る列に黙々と並び、決して横入りはしません。これは日本人が貧しい時に近所それぞれお互い様で、醤油を借りたり、油を貸したりという社会でした。その時借りた人は思ったと思います「人に迷惑をかけずに生きたい」と。やがて豊かな日本が実現した時にも「人に迷惑をかけない」という言葉だけは残りました。私が中学校ののPTA役員をしている時、お母さん方にどう子供を躾けているのかと聞いた時に、皆「人に迷惑をかけない子供になって欲しい」と言いました。それは間違いではありません。しかし当時市議会議員になったばかりの頃だった私はちょっと違う考え方であり、自分が市議会に立候補する考えの基本になった考え方でした。
それは少林寺拳法の教えにある「半ば自らのために、半ば他人のために」という言葉ですが。「自ら努力はしなければならない、しかし自らの努力だけでは何ともならない時がある。その時は他人に協力を求めよう。それと共に、そのような時があるのだから他人が困っている時にはいつでも汗を流そう。」ということです。
ブログを書いた方は、ご主人が出張中に1人の子供と自分が風邪で熱を出す。病院に行くために子供の面倒を見てもらわなくてはならない。ブログにそのことを書き、助けてくれる人を捜そうとするのだが、途中でもしも悪い人が見ていると最悪の事態になる。書き込みは止めていろいろ考える。ママ友に頼ろうか、いやいや風邪をうつしては大変だ。そんな時、隣のご主人が回覧板を持ってくる、今がチャンスと思うのだが、いざとなるといろいろとネガティブな考えが出てきて出来ない。自ら子供を連れて行くしかないと車を動かすと生け垣に衝突してしまう。そんな時力になってくれたのが近所のオジイさん夫婦。オバアさんが子供の面倒を見、オジイさんが車を出して病院まで届けてくれる。帰るとお買い物までしてくれる。嬉しさに泣いていると、子供が•••。というストーリーです。身に詰まされるけど、こんな時に頼りになる「お年寄り」という存在はこれからの社会に必要な位置を占めるのだと思います。
私は政治家の力で何とかなるものは民間人の力でも何とかなる。民間人の力で何とかならないものは政治家の力でも何ともならないということでなければいけないものと思っています。だから何でも政治家を利用する人を信用できません。自ら努力する人、でもなかなか光が当たらない人にこそ、一緒に努力する政治家でありたいと思っています。
先日あるブログ(http://ameblo.jp/kids-sports-creation/entry-11903500620.html)を読んでいると、実際にあったことなのでしょうが本人に不幸が次々とやってきて、喜劇だとしたならば笑えるのですが、実社会ではそうもいかず、やがて温かい人の心に救われて暖かい者を感じてしまう、そう、まるで大宮デン助の世界が実社会であったのです。
その時思いました、日本人は恥を知る民族です。大震災があっても暴動が起こるどころか、物資を配る列に黙々と並び、決して横入りはしません。これは日本人が貧しい時に近所それぞれお互い様で、醤油を借りたり、油を貸したりという社会でした。その時借りた人は思ったと思います「人に迷惑をかけずに生きたい」と。やがて豊かな日本が実現した時にも「人に迷惑をかけない」という言葉だけは残りました。私が中学校ののPTA役員をしている時、お母さん方にどう子供を躾けているのかと聞いた時に、皆「人に迷惑をかけない子供になって欲しい」と言いました。それは間違いではありません。しかし当時市議会議員になったばかりの頃だった私はちょっと違う考え方であり、自分が市議会に立候補する考えの基本になった考え方でした。
それは少林寺拳法の教えにある「半ば自らのために、半ば他人のために」という言葉ですが。「自ら努力はしなければならない、しかし自らの努力だけでは何ともならない時がある。その時は他人に協力を求めよう。それと共に、そのような時があるのだから他人が困っている時にはいつでも汗を流そう。」ということです。
ブログを書いた方は、ご主人が出張中に1人の子供と自分が風邪で熱を出す。病院に行くために子供の面倒を見てもらわなくてはならない。ブログにそのことを書き、助けてくれる人を捜そうとするのだが、途中でもしも悪い人が見ていると最悪の事態になる。書き込みは止めていろいろ考える。ママ友に頼ろうか、いやいや風邪をうつしては大変だ。そんな時、隣のご主人が回覧板を持ってくる、今がチャンスと思うのだが、いざとなるといろいろとネガティブな考えが出てきて出来ない。自ら子供を連れて行くしかないと車を動かすと生け垣に衝突してしまう。そんな時力になってくれたのが近所のオジイさん夫婦。オバアさんが子供の面倒を見、オジイさんが車を出して病院まで届けてくれる。帰るとお買い物までしてくれる。嬉しさに泣いていると、子供が•••。というストーリーです。身に詰まされるけど、こんな時に頼りになる「お年寄り」という存在はこれからの社会に必要な位置を占めるのだと思います。
私は政治家の力で何とかなるものは民間人の力でも何とかなる。民間人の力で何とかならないものは政治家の力でも何ともならないということでなければいけないものと思っています。だから何でも政治家を利用する人を信用できません。自ら努力する人、でもなかなか光が当たらない人にこそ、一緒に努力する政治家でありたいと思っています。
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プロフィール
HN:
桜井忠
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身
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