「さくら」通信
苫小牧市議会議員桜井忠のブログ
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視察報告(沖縄)
自衛隊沖縄
米施政権時代は当然自衛隊は無く、昭和47年沖縄返還と共に自衛隊が駐屯する事になった。当時は70年安保後の非常に緊張した時代だったので沖縄も自衛隊に対する厳しい風当たりがあった。しかし、国民の安全のために災害救助は勿論の事、沖縄の地勢的な理由により離島の急患の緊急輸送、更に厳しかった沖縄戦の後遺症の爆弾処理などに活躍したため、現在では友好的な県民が7割を越えた。
沖縄の災害救助。阪神淡路地震のときも出動して大きな実績があったが、特に平成23年の東日本大震災では宮城県の南三陸町志津川に派遣され、災害復旧に従事すると共に、休み時間には隊員が持って行った三線が被災した方々の目にとまり、地元民に三線を指導する事によって被災した方々の心のケアになった。やがて、地元民と共にコンサートをするまでになったようです。
離島の急患の緊急輸送では沖縄は数多くの島からなっており、医療機関も各島には医者が1人居るかどうかです。過去のニュースを見ましたが、交通事故にあった子供を最も早く沖縄の大きな病院に運ぶのですが、一緒に付き添った母親が、「この飛行機に乗ったのは2回目だ。この子が生まれる時、破水して乗ったので・・・。」と言っていたのが印象的でした。離島の人々にとっては何かあった時にこの飛行機があるという安心感はとても大きなものとおもいます。
爆弾処理は以前300件程度だったものが現在年880回の処理があるとのことです。平均すると毎日2〜3回実施している計算になります。これは特に数年前に不発弾が爆発した事故があったので、建物の建設時に調査を徹底する事により近年増えてきたものです。先日東京で不発弾が見つかり現地で爆破処理された事が各局で何度も報道されていましたが、ここ沖縄では日常茶飯事として行われているようです。
海上自衛隊の大きな活動として近年大変増えているのが、中国の船の侵犯事件です。当然漁船ばかりでなく公船や、調査船、更には潜水艦の侵犯を未然に防ぐ努力を行っています。海上保安庁にも自衛隊のP3Cのような飛行機を持っていますが、潜水艦を発見する機能はなく、自衛隊の役割が大きくなります。
今回視察当日にも中国の船と思われる船による侵犯事件があり、多くの隊員はそのために対処されておりました。そういう中、P3CとF15を何とか確保していただき見せていただきました。それぞれ第1線で活躍する航空機なだけに最前線な装備や機能は答えていただけなかった、特にF15の操縦席に座らせていただきましたが、操縦席内は外見だけでもその情報が漏れると、日本だけでなくNATO各国が最前線で使用する航空機なだけに総て見直しが求められる事になる極秘情報です。
さてF15ですが、今までアメリカのF22と何度も訓練をしていますが一度も勝てません。目視ではなく計器が先に発見して相手をロックオンする事で勝ちとなる訳ですが、計器とステルス性能が高い機体に差があるという事でしょう。しかしアメリカでは自らの航空機F22を1番におき、他の同盟国は2番目のF15で自国の安全保障を計っています。過去の共産国、ロシアなどの航空機は更にそれより劣るという事で、中国の航空機がそこまで性能が上がってこない段階ではそれでいいのでしょう。日本も今後F35の導入が決まっています。
F15のパイロットは習熟のためその操縦は頻度を上げて行う必要があります。先にF15の部品落下問題で何日も飛行できない期間がありましたが、その時はパイロットの腕を上げる飛行ができないばかりでなく免許が失効するという事態になりかねません。勿論事故原因は明らかにしなければなりませんが、日本の防衛という観点からはそのような事は避けなければなりません。
F15は一機120億円位するが、直接アメリカの航空機を導入すれば8〜90億円で済むのだが、日本の防衛技術を保つために国内生産をしており、その結果120億円かかっているとのことです。
この日は前日発表された防衛白書が中国には気に入らないようで中国の領海侵犯がおき、そのため沖縄の航空自衛隊だけでなく、他地域からの応援があり、垂直尾翼などに書かれているマークが沖縄のものとは違うF15が沢山駐機しておりました。
さて、日米合同訓練の移転が与えている影響についてですが、射爆場の移転は確実に影響が出ています。国道を挟んでの爆撃は確実に減り、周辺住民に与える影響が激減しています。
航空機訓練に与える影響は訓練だけでなく、中国が領海侵犯する状況は近年飛躍的に増えています。平成21年度のスクランブルが38回だったものが平成24年度は306回と8倍になっています。これは東シナ海の緊張状態があるので総合的に判断する必要があると考えます。
米施政権時代は当然自衛隊は無く、昭和47年沖縄返還と共に自衛隊が駐屯する事になった。当時は70年安保後の非常に緊張した時代だったので沖縄も自衛隊に対する厳しい風当たりがあった。しかし、国民の安全のために災害救助は勿論の事、沖縄の地勢的な理由により離島の急患の緊急輸送、更に厳しかった沖縄戦の後遺症の爆弾処理などに活躍したため、現在では友好的な県民が7割を越えた。
沖縄の災害救助。阪神淡路地震のときも出動して大きな実績があったが、特に平成23年の東日本大震災では宮城県の南三陸町志津川に派遣され、災害復旧に従事すると共に、休み時間には隊員が持って行った三線が被災した方々の目にとまり、地元民に三線を指導する事によって被災した方々の心のケアになった。やがて、地元民と共にコンサートをするまでになったようです。
離島の急患の緊急輸送では沖縄は数多くの島からなっており、医療機関も各島には医者が1人居るかどうかです。過去のニュースを見ましたが、交通事故にあった子供を最も早く沖縄の大きな病院に運ぶのですが、一緒に付き添った母親が、「この飛行機に乗ったのは2回目だ。この子が生まれる時、破水して乗ったので・・・。」と言っていたのが印象的でした。離島の人々にとっては何かあった時にこの飛行機があるという安心感はとても大きなものとおもいます。
爆弾処理は以前300件程度だったものが現在年880回の処理があるとのことです。平均すると毎日2〜3回実施している計算になります。これは特に数年前に不発弾が爆発した事故があったので、建物の建設時に調査を徹底する事により近年増えてきたものです。先日東京で不発弾が見つかり現地で爆破処理された事が各局で何度も報道されていましたが、ここ沖縄では日常茶飯事として行われているようです。
海上自衛隊の大きな活動として近年大変増えているのが、中国の船の侵犯事件です。当然漁船ばかりでなく公船や、調査船、更には潜水艦の侵犯を未然に防ぐ努力を行っています。海上保安庁にも自衛隊のP3Cのような飛行機を持っていますが、潜水艦を発見する機能はなく、自衛隊の役割が大きくなります。
今回視察当日にも中国の船と思われる船による侵犯事件があり、多くの隊員はそのために対処されておりました。そういう中、P3CとF15を何とか確保していただき見せていただきました。それぞれ第1線で活躍する航空機なだけに最前線な装備や機能は答えていただけなかった、特にF15の操縦席に座らせていただきましたが、操縦席内は外見だけでもその情報が漏れると、日本だけでなくNATO各国が最前線で使用する航空機なだけに総て見直しが求められる事になる極秘情報です。
さてF15ですが、今までアメリカのF22と何度も訓練をしていますが一度も勝てません。目視ではなく計器が先に発見して相手をロックオンする事で勝ちとなる訳ですが、計器とステルス性能が高い機体に差があるという事でしょう。しかしアメリカでは自らの航空機F22を1番におき、他の同盟国は2番目のF15で自国の安全保障を計っています。過去の共産国、ロシアなどの航空機は更にそれより劣るという事で、中国の航空機がそこまで性能が上がってこない段階ではそれでいいのでしょう。日本も今後F35の導入が決まっています。
F15のパイロットは習熟のためその操縦は頻度を上げて行う必要があります。先にF15の部品落下問題で何日も飛行できない期間がありましたが、その時はパイロットの腕を上げる飛行ができないばかりでなく免許が失効するという事態になりかねません。勿論事故原因は明らかにしなければなりませんが、日本の防衛という観点からはそのような事は避けなければなりません。
F15は一機120億円位するが、直接アメリカの航空機を導入すれば8〜90億円で済むのだが、日本の防衛技術を保つために国内生産をしており、その結果120億円かかっているとのことです。
この日は前日発表された防衛白書が中国には気に入らないようで中国の領海侵犯がおき、そのため沖縄の航空自衛隊だけでなく、他地域からの応援があり、垂直尾翼などに書かれているマークが沖縄のものとは違うF15が沢山駐機しておりました。
さて、日米合同訓練の移転が与えている影響についてですが、射爆場の移転は確実に影響が出ています。国道を挟んでの爆撃は確実に減り、周辺住民に与える影響が激減しています。
航空機訓練に与える影響は訓練だけでなく、中国が領海侵犯する状況は近年飛躍的に増えています。平成21年度のスクランブルが38回だったものが平成24年度は306回と8倍になっています。これは東シナ海の緊張状態があるので総合的に判断する必要があると考えます。
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プロフィール
HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
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