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「さくら」通信

苫小牧市議会議員桜井忠のブログ

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平成28年6月議会一般質問  1

1. 危機管理
⑴ .熊本の地震を参考にした体制について。
問1 通告に従って一問一答で質問させていただきます。
 まず最初に危機管理について、先の熊本の地震を例に渡辺、小山議員からも質問されましたが、私も質問させていただきます。
 この度の熊本から大分に至る地震災害に対して、心よりお見舞い申し上げますと共に、お亡くなりになりました方々には衷心よりご冥福をお祈りいたします。また1日も早い復興を祈っております。
 今回の地震に関して、市長からもお気持ち、そして市長として感想があればお聞かせ願えればと思いますがいかがでしょうか。

問2 今回の災害に関して市は、いち早く職員を現地に派遣して、復興のお手伝いをしていますが。私は以前苫小牧市でも出光の製油所でタンク火災を起こし、その後も火災の恐れがあるということで、全国各地の消防から1ヶ月間ご協力をいただき、お陰で無事再度の出火を防ぐことができました。ですからこのように他市が災害で困っている場合、それに応じて協力をするということは大切なことだと思っております。
 そこでこの際お聞きいたしますが、今回の応援要請はどこからどのようにあったのか。また派遣した市の職員が帰朝報告されたものと思いますが、参考になったことなどあれば教えていただきたいと思います。

問3 実は私のところに、連日の報道を見ている市民からいろいろ意見が寄せられております。例えば「市のパッカー車を持っていったらどうだ」など、しかし私はこのように混乱しているときだからこそ、道や国などを通じて、役割分担をして、必要な人材を派遣していると思いますと答えておりましたので、あえてお聞きいたしました。
 さて私はあの地震を見て「ザワッ」としたのですが、その一つは平成2年から3年に雲仙普賢岳の火砕流被害に引き続き、平成7年に阪神大震災があり、いろいろと防災について議論されてきました。その後も中越地震や宮城県北部の内陸地震もありましたが、平成23年の東日本大震災で、津波で大変多くの被害者を出したのと共に原発の事故もあり、その傷は今も癒えておりません。
 当然東日本大震災の反省から、いろいろ耐震対策などを講じてきました。ですから個別にはわかりませんが、今回使用不能となった宇土市役所や益城町役場にしても対策は取られたのではないかと考えます。しかし震度7が2度もあった地震というかつてないタイプの地震です、当然今回のことは国でも十分分析し、反省するべきは反省して、各地の対策にフィードバックしていかなければならないでしょう。
 この公共施設の知りえている情報と、震度7が2回という今回の地震を経験して今後の耐震基準が変わる動きがあるのかどうか、市の考えを含めてお聞きいたします。

問4 わかりました、そこで翻って苫小牧市を見てみると、本庁舎は勿論の事、ゴミ処理施設や物資の受け入れ先である市の総合体育館、まあ病人の受け入れ先である市立病院はまだ新しく、免震構造にもなっていますし、消防庁舎は平成23年の大震災を経ての建設ですので大丈夫だとは思いますが、支所はどうなんだろうか。そのように重要な役割を果たす施設がきちんと機能されるように、必要なところにはそれら耐震対策などが十分なされているのかどうかお尋ねいたします。

問5 耐震対策が十分であっても運用がどうかということもあります。川沿公園体育館、あそこは避難所にはなっておりませんが、救援物資の保管庫で市総合体育館を補完する施設です、当然スポーツ施設として使用しているときに大地震に見舞われることもあるでしょう。ごく最近ロビーがパーテーションで仕切られて、大きな自動販売機もロビー中央に仕切りのように置かれています。勿論ロビーとしての機能はなされておりません。しかし、いざというとき正面玄関が使えない事態になれば反対側に逃げれるような設計だったのではないでしょうか。体育館利用者の導線を奪っていると思いますがいかがでしょうか。担当部局はなぜそんな利用を了解したのでしょうか。

問6 私は指定管理者制度を否定する気はありません、しかし、今までもデパート火災があれば、非常階段が倉庫のようになっており被害が拡大したという例はたくさんあります。ですからきちんと市が管理する以上にきちんと管理するべきだと思います。今回用途変更の申し入れがあって現地で担当者が打ち合わせをしたことはあったのでしょうか。また、それでは現状変更した後でも、担当部局がすぐに現地を見に行って確認をしたのでしょうか。

問7 今後きちんと対応していただきたいと思います。
 また同じように、出光カルチャーパーク。先日急に看板が立ちました。何時から文化公園がカルチャーパークになったのでしょうか。文化公園という名前は30年も地域に愛されてきた名前ですが、変わるという話は地元町内会にもありません。なぜこの事にこだわるかと言いますと、末広町内会に配られた津波ハザードマップは文化公園となっています。末広町は町中ほとんどが浸水します、しかし文化公園から浸水しないんです。そうしてあそこには11メートルと9メートル位の山があります。そこに行けば、まずは一次的には安心という非常に重要な場所です。
 私はまず、地元町内会きちんと説明をする。公園名が変わったならマップを作り変える。その必要があると思いますが如何でしょうか。

問8 また、先日小山議員の豊川コミセンの質問に市は先ずはコストが安いこと、そして技術が進歩して遮断弁などもよくなっているから都市ガスにしたというような答弁がありました。実は私以前、阪神大震災の被害状況を見て、都市ガスから神戸の街のあちこちで火が出て多くの犠牲者が出た。一度元栓を処断したなら、今度は復旧する際、すべての末端の栓が閉まっていることを確認できてからでなければ開けられない。1週間位も栓を開けられなかった。それに対して都市ガスがなくLPガスの淡路島では一件ガス爆発があって一人軽傷を負っただけでしたので苫小牧市も避難所になる学校などは都市ガスではなくLPガスにするべきでないかと質問しました。
 市の回答は都市ガスとLPガスと灯油を分散していろいろ使ってみたいというものでした。遠藤連議員にも同じような答弁でした。その答弁を変えるということでしょうか。もう20年も経っていますので技術も進歩しているので方針を変えることは止むを得ないとは思いますがお尋ねいたします。

問9 全体の方針はわかりました。先ほど20年も経っているので止むを得ないとは申しましたが、ただ、この豊川コミセンは福祉避難所を視野に入れた整備というなら、やはりLPガスの方が良いのではないでしょうか。災害時にはLPガスの方が機動性に優れています。ボンベとコンロがあれば炊出しもできるし、復旧も早い、もう一度検討し直すことはできないでしょうか。

問10 私が「ザワッ」とした理由のもう一点は、今回学校などに避難した方々が、落下物が怖いからとグラウンドなどに車を停めて、その中で避難しておりました。南国熊本ですから、それでも何とかなったのかも知れませんが、北海道では到底考えられません。そういう意味で、苫小牧では避難所などは落下物や耐震対策も含めて、現時点でどうなっているのかお答えください。
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プロフィール

HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身

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