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「さくら」通信

苫小牧市議会議員桜井忠のブログ

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蛇落地悪谷

広島や礼文でも水害が発生し、甚大な被害が出ました。被災された方々にお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
 さて、広島の土砂崩れがあった八木地区は古くからの地名が「蛇落地悪谷」と付いていたと言う。それは昔の人がこの地域の人に注意喚起を地名でしていたものに違いない。しかし近年それらの地名が消えてしまい、科学が発達した現代に伝わっていない。しかし昔の人の言葉には重いものがある。3年前の東日本大震災でも、古い石碑がこれより上に逃げろと残されていたり、神社のある地点が皆被災しておらず、そこまで逃げれというサインだったのではないかと言われている。
 地名は縁起の悪いものが良いものに改変されてきた。例えば「芦原」の「芦」が「悪」に繋がるというので「吉」=「良」に直され「吉原」と変った。
 こんなこともあった、以前飛鳥寺の横に遺跡が発見された、発掘の中間発表があったが、大変な基礎工事であったために迎賓館ではないかと思われた、遺跡の名前は地名、明日香村字水落から「水落遺跡」と付けられた。しかしその直後漆塗りの板(タンク)や、銅のパイプが発見され、それが中大兄皇子が作らせたとされる漏刻、つまり水時計の跡であることが分った。しかし、地名の「水落」とは漏刻があったから付いた地名ではないだろうか。そのことに有名な大学教授が大勢いて気が付かなかったのがおかしい。
 さて北海道の地名はほとんどアイヌ語で、その地形から来ている。苫小牧はト•マコマ•イ、トは湖、ポロトのトと同じです。マコマは真駒内のマコマと同じで山奥へ深く入っているということ、イは場所。湖へ山奥へ入って行く場所=支笏湖への入り口ということでしょうか。植苗はウエン•ナイで悪い川という意味。温泉が入り込み、水が濁っていたことによるものと思われます。小糸井は古くは小糸魚と言ったがコイ•トゥイェで波が崩すということ。そういえばゴルフ練習場が廃業して残されているが海岸浸食で倒壊の危険性が指摘されている、地名からしても古来より先人が「気をつけろ」と言ってくれている。同じ地名は稚内に声問、標津にコイトイ、白糠にもある。
 地名が変わったところはシコツ(支笏)で大きい沢の意味だが、シコツは死骨に繋がるとのことで、縁起のいい千歳に変ってしまった。支笏湖にその名が残ったが、意味からすれば先にシコツの川があり、その川の源流の湖ということで支笏湖になるのだが。
 私たちは北海道に長年自然と共生してきたアイヌの方々が付けた名前に今一度焦点を当ててみるべきではないだろうか。
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プロフィール

HN:
桜井忠
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身

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