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「さくら」通信

苫小牧市議会議員桜井忠のブログ

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親友 井上健君を悼む

話しは少し古くなったが、今月初めに私の親友井上健が癌でなくなった。一昨年から癌で手術をしたとは聞いていたが、昨年の年賀状では少し太ってきていて変わりなくやっていると書いてあったものを信じてしまった。少なくとも最近の医学は早期に発見した癌なら治っている人も沢山いるのだから、井上の場合もそうなんだろうと思ってしまった。
 彼とは大学時代からの友人で、同じ村田ゼミで私がゼミ長、彼はゼミの一員だった。初めてのゼミで先生から「国家とは何ぞや」という問いがゼミ員に発せられた。そして最初にゼミ長である私が当てられた。私は「国土」「国民」と答えた。実はそれ迄読んでいた本で、それに「主権」が含まれるのは知っていたが、あまりにも「書物を読んでいるから知っていた」と思われるのがいやでそう答えた。そうすると井上が「国土」「国民」に「主権」があって「国家」と言える、と模範解答をした。内心「コイツは本を読んでいるな」と思った。村田ゼミはほとんどが体育会系の自治会役員や体育会役員が多い中、井上は自民党学生部系の現代政治研究会のメンバーだった。それでゼミが終わってから声をかけてみた。それが2人の仲の始まりであった。
 現代政治研究会は私たちが1年のときの4年生、小島敏文(現代議士)先輩が発足させ、私も入学してすぐに入会を勧誘されていたが、大学生活に慣れてからと断っていた。聞くと井上も入学してすぐに小島先輩から勧誘されたらしい。学内で聞き出した住所を尋ねてアパートの一室を小島先輩が訪れると、井上が虫かごにゴキブリを入れて「先輩、部屋でコオロギを捕まえて、えさをやっているんだけど、まったく泣かないんですよね」見ると中にキュウリが入っている。私も同じ北海道出身だから分るのですが、帯広出身の井上はコオロギも見たことがなければゴキブリも見たことがなかったのでした。
 私も彼に誘われて現代政治研究会に入会して4年生のとき彼が部長で私が副部長、夏休みを利用して部恒例の海外視察に10日間韓国に行ってきた。お金がない私たちはフェリーを利用して下関か釜山に上陸しましたが、2日目当たりから徐々に腹を下す者が出てきた。食事のときは全員揃ってから彼の号令で「いただきます」を言ってから始まる。ところが朝食に来ないメンバーがいる。釜山より慶州になるとさらに多くの者が出て来ない。彼は「気合いが入っていないから下痢になるんだー」とすこぶる機嫌が悪い。しかし、次の大田では朝彼が出て来ない。副部長の私が彼の部屋を見に行くと、トイレに座って、上半身はシンクを抱いて、下痢をしながら嘔吐をしていた。「桜井すまん、食事の号令掛けてくれ」というのが精一杯だった。
 彼の逸話は社会人になっても続く、彼は衆議院議員の山田久就の秘書をしていたが選挙が終わってすぐに辞表を提出、台湾に留学する。そこで知り合った台湾人と結婚、親に結婚したいと伝えると「中国人などと結婚するなんて、もう親でも子供でもない」と勘当される。それではかわいそうだと私と後輩2人が結婚式に台湾まで駆けつける。新婚旅行を兼ねて台中の嫁さんの伯父さんのところに行く。伯父さんは私たちがわざわざ日本から来たことを喜んでホテルの地下のレストランに連れて行き、「今日はこのホテルで一番高い鍋をごちそうする」という、私はどんな鍋が出てくるのか楽しみでした、そうしたら何のことがない鱈チリ、そう、南の国の台湾では北の魚のタラが一番高いのでした。
 彼が留学して間もないころ、台中に行った時、ある社長夫妻に大変お世話になった。その後半年くらい経ってその夫人が台北に来た、ホテルでその夫人と半年ぶりの再会をする、そうすると話しをしていると、何度も「井上さんチ◯ポ大きいね」と言う、何かうっとりとした感じで「井上さんチ◯ポ大きい」と言ってる。『これは、社長から離れて台北に来たので、俺を求めているのではないか』と思ったらしい。しかし、やがてそれは日本語で「進歩」これが中国語では「チンプー」、さらに台湾南部の方言で「チンポー」となることが分った。「井上さん以前台中に来た時には中国語が下手だったけれども、たった半年で進歩が大きいね」という意味だったよう。間違いを犯さなくて良かった。
 やがて、留学が終わって日本に帰ってくる。中国語が出来ることを利用してJALパックの添乗員となる。ある時成田のイミグレーションを通過してから「皆様のパスポート、無くすると大変ですから私がお預かりいたします」と言ってみんな集めて、それをカウンターの上に忘れてしまった。飛行機が離陸しようと動き出したとき忘れたことを思い出し、キャビンアテンダントに言うと電話で確認取ってくれ、JALのカウンターにあったとのこと地上勤務の社員が届けてくれるというので飛行機は再び滑走路を駐機場に戻る、そうしたなら今度は客が騒ぎ出した、この飛行機は何か調子が悪いのではないかと。そこで井上が飛行機のマイクを取って説明をした。「皆様からお預かりした大切なパスポートを飛行場に忘れてしまい、今取りに戻っております、大変申し訳ございません。」後日彼は言った、「あのときJALだったから良かった、他社だったらそのまま中国に行き、入国出来ないところだった」と。
 その後、国立市議になり、私はその選挙の応援に行ったのが最後になってしまった。ご冥福を祈りたい。合掌
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8.国勢調査について

最後に「国勢調査について」お尋ねいたします。まず、速報値で、苫小牧市の人口はどのようになったのでしょうか。まだ出ていないとしたなら、何時頃出るのでしょうか。
 また、今回初めてインターネットを利用して回答が出来るようになりました。全国的には36.9%の方がインターネットを利用したようですが、苫小牧ではどのような数字だったのかお答え下さい。
 さて、今回インターネットを利用して回答できるようになった訳ですが、その利用率を高めようとしたために調査員に余計な負担をかけることになったのではないか。つまり、初めて調査対象者のお宅に訪問する際、まずは、インターネットの書類だけ持参させ、その後インターネットの利用をしない方に鉛筆で記載する調査票を持参する、そして何日か置いてその回収をするということで、本来最初にインターネット用の調査票と、鉛筆で記載する調査票を一度に持って行けば済むことを、インターネットの回答率を上げるためにわざわざ分けて調査票を配ったのではないか。つまり、一手間で済むことを二度手間にした訳です。調査員は、特に近年、対象者の不在など、大変調査しにくい状況になっております。ですから、知らない方の家に訪問し、大変冷たい対応をされる、例えば家にいるのに居留守を使われたり、夜間など何度も訪問する、そのような苦労を知っているのか知らないのか、その精神的苦労を自分の仕事であるインターネットでの回答を増やすことのために、知っていながら目をつむってその訪問を増やしたのか、私には心に欠ける政策だったと思います。これを実行させた市の担当者の考えをお聞きいたしたいと思います。
2回目
 国勢調査についてインターネットでの回答が全国的な数字と約1%位しか違わないと言うことが分りました、いろいろ対策をとった上でのことで、全道平均数字より高くなったということは担当のご努力を認めたいと思います。
 国勢調査のやり方についての質問では、今回のやり方は国の方から指示されたのでそのように行なったということですが、知らない家を一軒一軒訪問する方のことを考えて、まず、今回の反省点として国に申し入れるとのことですので、是非そうしてください。調査員の方々の負担、実働のことだけでなく、心労の部分を含めて対処して上げていただきたい、これは要望しておきます。
 なお、「7.旭化成建材等の問題について」は先に渡辺満議員が同じ問題を取り上げましたので、私は質問を取り下げました。

6.出張旅費等の見直しについて

次は「出張旅費等の見直し」についてお聞きいたします。まず最初はホテル代ですが、私の実例を申し上げます。昨年の視察で東京へ行きました時、ホテルは約1万円前後で山手線沿線や、その内側で取ることが出来ました。同じように取ろうと今年も東京に宿泊がありましたので、ネットで探してみました。宿泊日から1カ月以上前だったと思いますが、まったくホテルがありません。いや、ホテルはあるのですが、昨年1万円前後で泊れたホテルが皆、我々の限度額15,000円以上、2万円前後するのです。いろいろパソコンを打ち込んで調べましたが、過去に泊ったことのあるホテルは全滅でした。そこで、JTBに行って調べてもらいましたが、取れたホテルは錦糸町のホテルでした。やはり、JTBで調べても山手線沿線やその内側では無理のようでした。
 今後まだまだ中国を初めとする、アジアの観光客が続々と日本にやって来ます。2003年、数百万人だったインバウンドを1,000万人に増やす目標を掲げ、2013年に目標達成し、今は2,000万人に向け、観光客を増やしております。それと同時にどんどんホテルも取り合いになっているのが現実で、旅行客数が増えるのに対してホテル数の伸びは追いついておりません。それで私たちに決められた金額以内で取るのが難しくなってきていますので、この見直しを考えてみるということは今後どうしても必要になってきますがいかがでしょうか。
 次に、航空機代ですが、以前はJALやANAが基準でした。その後、道民の翼ということでエアドウが就航するに従って、それを支援しようということで、もちろんJALやANAより安いこともあってエアドウを基準として、エアドウのない路線や、エアドウを利用しては間に合わない場合のみJALやANAの利用が認められました。
 それが現在はエアドウの破綻もあり、安いということでスカイマークが基準となっているようです。
 私はやはり基準をJALやANAに戻してはどうかと思います。スカイマークはエアドウのように道民の翼でもありません。ただ安いだけです。公務員といえども、ただ安いだけのスカイマーク基準というのはいかがかと思います。一般的にもっとも多くの方が一般的に利用する方の航空会社が基準となってもいいのではないか。まずその理由はスカイマークは席が一列に一席多く配置しているので、狭くくつろげません。安いのであればLCCにも更に安い航空運賃が他にもある訳で、やはり基準とするにはもっとも多くの航空機を飛ばしているところを基準にするべきだと思います。
 実質的には、早割を利用したり、パック料金を利用したりして、その場合実費精算となる訳ですから、基準を変えてもそう大きな違いはないと思いますが、スカイマークは席が狭く、それを基準とするのは違うのではないかと思います。お考えをお聞きいたします。
 最後に、例えば下水道の大会や、消防の大会などいろいろな大会への出張があると思いますが、大会終了後の懇親会への出席は公費では認めておられません。市長の代理で出席する副市長や部長などしか認められておりません。私は少し言葉が悪いかもしれませんが、敢えて例として言わせてもらいますが、定年近い方の出席よりも、第一線の現場で今後20年も活躍していただける係長さんなどに出席していただき、見聞や人脈を広げていただきたいものと思います。大会だけでは出て来ない、本音の議論がお酒の入った場所で出てくることもあります、お酒の入る会食とはいえ、その大会の後の懇親会として設定されている会ですので、その程度は公費出席してもいいのではないかと思います。そこの見直しを求めたいと思いますが、市の考えをお聞きいたします。
2回目
 出張旅費のホテル代、苫小牧は道内でも多い方で、これ以上多く出来ないということでしたが、確かにそれは分ります。例えて言えば工事単価なども同じなんですが、景気が良くなって、いろいろな単価が高くなった時に、計審がそれに追いつかない。そういうことが現状であるということは、それは理解します。しかし、現実問題ホテルを取ることが出来ない規定ということもおかしい、これ、出張旅費は2段階になっており、私たち議員は高い方に設定されております。ということはこれよりも低い方々もおられる訳ですが、一緒に出張に行って泊る段階になって、違うホテルに泊る訳にはいきませんし、そもそも都内で15,000円よりさらに低い金額のホテルを探すことは大変になりました。ですから、今お答えがあったようにその金額でもしもなければ増額は認めているということですが、しかし東京ですから探せばあります。例えばカプセルホテルであれば3000円台であります、また、バックパッカーが泊るようなホテルは5000円台であります。ですからホテルがないとは言えないのです。しかし、我々が普段泊っているシティーホテルや、ビジネスホテルが値段が高くなっている、そうすると今の市のお答えには当てはまりません、再度市の考えをお尋ねいたします。
 次に航空機の基準の問題ですが、敢えてはっきり言いましょう。出張する場合、必要以上に贅沢なことをすれとは申しません。座席が狭いスカイマークで、公務員だからそれでいいんだという発想が私は間違いだと思います。
 安いというなら今LCC(ローコストキャリア)の航空会社が沢山ありますので、それにすればいいでしょう、何故そうしないのですか、なぜ、スカイマークにはするけれども、LCCにはしないのですか。スカイマークも今破綻状態です。エアドウは破綻を切っ掛けに基準から外されました、ならスカイマークはどうなんですかお答え下さい。
 私は、出張をする時、航空機に乗っているだけでも結構疲れます。特に九州など羽田乗り換えで2度航空機に乗る場合は本当に疲れます。それが、スカイマークのように狭い座席や、LCCのように前後が窮屈な座席では著しく疲れましょう。私は一般的な座席は贅沢とはいえないと思います。ですから、JALやANAを基準にして、早割を取るだとか、パック旅行を取るだとかして出張に行けばいいと思います。実際そのようにして取っているのでしょうから実態は変らないのではないかと思いますが、公務員は狭いところで出張すれという考え方が私は違うと思いますので、しつこいのですが再度質問いたします。
 さて、出張時の懇親会には出張として認めていないとのことですよね、私は懇親会後、例えば皆でスナックなどで飲むということはこれは自腹でいいと思います。しかし、大会が開かれていたホテルで、会場を隣の部屋に変えて行う懇親会費は公費で認めるべきだと、その位は市民は理解してくれると思います。それは以前なら、航空券や宿泊費は固定で、行き先が決まれば自動的に計算されました。それを、パック旅行を使うことにより、その差額を懇親会費に充てることが出来ました。しかし、今は交通費、宿泊費とも実費清算されますので、そのようなお金が出て来ない。だからこそ、出すものはきちんと出す、出張に行ったものの負担にさせないということが必要だと思います、いかがでしょうか。

5.子宮頸がんワクチ接種者への対応について

毎回子宮頸がんワクチンの問題を質問してきておりますが、その間、子宮頸がんワクチンの問題は少しずつ良い方に転回するようになってまいりました。勿論被害者の苦渋は何ら解決された訳ではありません。そこは全く変らないのですが、子宮頸がんワクチンを取り巻く環境が徐々に徐々に少しずついい方に回転し出したのです。特に今夏、被害者とその家族の代表が、首相公邸で安倍総理夫人と塩崎厚生労働大臣の夫人とお会いした後、いろいろと変ってまいりました。これは総理や、大臣が各方面に配慮して、昭江夫人方と会うことによって、そこから回転するようにしたのではないかと思います。
 さて、それ以降、日本医師会が痛みのみでは片づけられない問題があるとし、子宮頸がんワクチンの副反応を認め。医師が初めて診断書に副反応と書き込んだために、それにより国は救済制度の運用を始めました。また、都道府県に総て相談窓口を設け、相談にものっております。
 反面、横浜市のように独自の支援をしていたものが、「国の支援が決まったから」ということで11月で支援を打ち切られることもありました。また、11月28日の新聞に記事が載っていましたが、子宮頸がんワクチンの副作用の実態調査をして、症状との因果関係を研究するという発表も、何かきな臭い臭いがすると私は思っています。
 まあ、そういう中、私は独立行政法人医薬品医療機器総合機構、略して頭文字を取ってPMDAと言っておりますが、名前が長いのでこれ以降PMDAと申し上げますが、このPMDAも医師が副反応を認めたことと連動して、救済を始めました。そこで苫小牧市としては、このPMDAへの申請が出来ることを接種者全世帯へお知らせをするべきだと思います。さらにその際、副反応は一般的にこのような症状があると、いろいろな例があるのですが、その例を明示し。また、接種直後には変化がなくても、時差があって、ときには1年以上もあとに痛みや痙攣などが出てきた例もあることなども詳しく述べ、そのような例に当てはまる方々をPMDAに導くような対応をしてみてはいかがでしょうか。これはたいしたお金がかかる訳でもありませんし、市内中・高生の健康のためでもあり、また潜在的に隠れている患者もあぶり出すことにつながる訳ですから是非行なっていただきたいと思います。市の考え方をお聞きいたします。
2回目
 子宮頸がんワクチンにつきまして、もう3年弱に渡り、毎回質問してまいりましたが、初めて私の提案が全面的に受入れられました。大変結構なことだと思います。これも厚労省や医師会の方針転換が苫小牧市に迄及ぼす影響なのかと思います、まあ、私も長い間嫌がられながらも続けてきて良かったなあと思います。よろしくお願いいたします。

4.事務事業評価について

先日「平成26年度決算 事務事業評価(主要事業レビュー)」という大変厚い冊子をいただきました。早速決算委員会の資料とするべく目を通しましたが、あまりの量の多さに全部、隅から隅迄見ることは苦痛でした。そこで、有効性、効率性の評価が中以下のものだけピックアップして熟読してみました。しかし、これがよく分らないんですねえ。評価が高いものも中のものも、まして低いものも、その内容を良く読んでも何がその結果なのか分らない訳です。何故、そうなるのか、何故、はっきりと何が悪いから低の評価しか出来ないのか、何の項目が大変優れているから高の評価をしたのか、きちんと書き込むことが出来ないのでしょうか。私はその意味で、記事の内容に不満が残りました。まして低い内容にはどのように改善して行くのか、改善できないのかもきちんと書き込むべきではないかと思います。そこのところどうなっているのかお答え下さい。改善して行く気があるのかどうかもお尋ねいたします。
2回目
 事務事業評価について再度お尋ねいたしますが、なかなか担当の指示が行き渡っていないとのことでしたが、このような事務事業評価自体はいつから実施しているのでしょうか。少なくとも今年初めて実施したと言うならそれも分りますが、そうではないでしょう。 あまりそれぞれの担当では重視していない仕事なんでしょうか。私は1年の仕事をして、その評価をするということは大変重要なことだと思いますが、いかがでしょうか。

3.市職員の採用問題 について

「市職員の採用」問題、とくに振興公社の職員に対しての採用ですが、これは前回の一般質問で我が会派の谷川議員が質問しました。その時の内容を振興公社の部分に限って申し上げますと、「社会人枠にこれ迄1478名の応募があり、99人が採用された。‥‥振興公社出身者は今迄9人の採用がある。」という答弁に対して、谷川議員が「今まで社会人枠の倍率が約15倍、そうであれば振興公社出身者が9人の採用があったということは、同じ倍率でいうと135人もの職員が果たして受けたのか」と聞きましたが、十分な回答とは言えない答弁でした。 さらに私が決算委員会で総務費の中で同主旨の質問をしましたが、市としては「公平な採用した結果である」という内容の答弁でした。 個人情報の取扱があり、市議会議員といえども一人一人の答案迄チェックする訳にはいきませんので、それ以上の追求は出来なかったのですが、「市民が見ていて、この数字は、おかしいと思う内容ではないか」とだけ申し上げておきました。 しかし、その後この問題に対する反響がとても大きく、私の追及が甘いというお叱りの言葉や、もっと詳しく教えて欲しいという内容のもの迄大変多くの市民からネットの書き込みやら、問合せをいただきました。本当に真摯な市民の声があることにびっくりしたのは私の正直な感想であります。私も、出来るだけそういう市民の声に応えて行きたいのですが、そうは言っても市議会議員だからといって何でも出来る訳ではなく、追求には限度があります。私もそれは認識しております。 そこで今日は只一点のみお聞きいたします。この問題、市議会議員の追求には限度があるとしても、この採用試験が市役所の仕事として正しく行なわれたのかどうか、検証する、それにはこの業務を監査をしてみるということしか残っていないのではないかと思います。勿論面接に置ける感想にはいろいろと個人差が出ることは分りますので、それは仕方がないのかも知れません。ただその前の筆記試験が正しく行われていたのかどうかだけでも客観的に監査対象にするべきだと思います。監査委員には市議会議員の中から選出した委員がおりますので、そこで出た結論は私どもも十分納得しなくてはなりません。いかがでしょうか。
2回目
 私はこの件これ以上追求はいたしません。ただ一つ残されていた一手として業務監査を提案しましたが、それを否定されました。ただ、私の追求はこれで終わりますが、この件市民は大変注目しております。市民が倍率などを客観的に見て不自然だと思っています。そこにどう答えて行くのか。私は監査が公平に審査される場として相応しいと思っておりますが、それを否定した市は市民にその事をどう説明して行くのか、私は注目して見ていきたいと、その事を敢えて申し上げておきます。

2.新千歳空港周辺整備について

「新千歳空港周辺整備について」お尋ねいたします。空港夜間発着枠拡大の問題も苫小牧側が先に決着し、やがて千歳側も決着しましたので、一応順調に新千歳空港の発展整備はなされているものと思いますし、その意味では苫小牧側住民の協力というのは大きな意義があるものと思い、地域住民の方々に敬意と感謝を申し上げたいと思います。 さてそうなりますと、この合意によって新千歳空港が発展し、さらに苫小牧の発展に繋げなければならないものと思いますし、苫小牧の発展はなかんずく新千歳に近い航路下の植苗・沼ノ端の発展につながって行くべきものと思います。つまり、新千歳空港と、植苗、それと苫小牧市がみなwin,winの関係であることが大切です。今迄言われていたように扇風機の裏表のように千歳は音はするが、風も来る。しかし苫小牧は騒音だけが増えたけれども風は来ないということではいけません。そこで今回質問にした訳でありますが、順次お答えいただきたいと思います。 まずは簡単な質問から、現在苫小牧市域から新千歳空港内で働いている人はどのくらいいるのでしょうか。人数と、全体の中でのパーセンテージ。それが例えば10年前と比べてどのような推移をしているのかお答え下さい。さらに、空港内に出店している店の中で苫小牧に本店を置く企業の店が何店あるのか。そのパーセンテージと10年前との推移もお答え下さい。 新千歳空港の民営化の話しはどこ迄進んでいるのか。11月14日の北海道新聞には4空港一括民営化容認との記事が出ておりました。私は以前から新千歳空港は世界の空港との戦い、少なくともアジアの空港との戦いをしているのだから、国内的、特に道内の都合でいろいろな条件をつけたり、魅力を削ぐような民営化はするべきでないと申し上げてきました。4空港一括民営化というのは採算の悪い空港を新千歳におんぶしてもらって、赤字解消を図るということではないのか。この件どうなっているのかお答え下さい。 新千歳空港管理のノウハウを持って他の3空港にいい影響を与えると言う程度なら結構ですが、財政面を主に一括民営化にするのは避けるべきだと思いますのでお答え下さい。 夜間枠拡大に伴い、国際線のターミナルも現状ではかなり狭隘化していると聞いておりますが、今後現国際線ターミナルビルを増築しようと計画しているのか。それとも別に第2国際線ターミナルビルを作る計画なのか。もしそうだとしたならばその用地はどこになるのか。何故なら以前地元から要望をしていた苫小牧市域での建設というのはどうなっているのか。もう諦めた話しなのかどうか、見通しだけでもお答え下さい。 また、空港周辺の開発として私は以前から言っていた空港から新千歳空港インター迄の土地利用、市は現在の山林や原野の土地を都市計画審に掛けて開発できるようにしようとしているようでありますが、その見通し、スケジュールをお答え下さい。その場合、その地域の上下水道はどのようにしようと考えているのかお答え下さい。 対象区域は、空港からT字路を曲がってインター迄の道路周辺のようですが、この際、曲がらずに国道迄も一緒に都市計画審に諮る考えはないのでしょうか。私は空港で働く人もそうでありますが、空港周辺で働く方々が増えてくれば結果、苫小牧経済にとって空港が大きな意味で好影響を与える訳ですから、その場を確保することが必要だと考えております。また、インター近くの千歳の市街にもっとも近い苫小牧市域を開発できるようにしたとしても、開けてみると働く人は千歳の人が多かったとなりかねない。地域エゴに聞こえるかも知れませんが、少しでも苫小牧市民の方が働ける場所を確保するという意味では、国道迄の苫小牧側の開発が必要でないかと思いますがいかがでしょうか。 最後に、働く場を開拓し、働く環境を整備して行けば、今度はそれらの方々の生活の場をどこにするのかが重要です。勿論ウトナイ団地も候補でしょうしそうなればいいと思いますが、私はもっとも勤務地に近い植苗地区にまずは考えるのが先だと思います。以前、「植苗地区に市営住宅を建ててみては」という私の質問に市は「市営住宅を作る考えはないが、道に求めて行きたい」と、道営住宅誘致の考えを述べておりました。その後枠拡大の交渉の中で地域振興策に道営住宅の整備が入ったときいておりますが、その件、どうなったのでしょうか。 植苗小中学校も少子化のあおりを受けて存廃の議論が起きるのではないかと地域住民は危惧しております。そういう意味では公営住宅が建てば、当然若い夫婦が住み、何人かの子供達が、植苗小中学校に転入してくるのではないか、そうなれば地域の持つ危惧も解消されます。前向きに道に判断いただいているのかどうかお尋ねいたします。
2回目
 新千歳空港については、今お答えいただきましたが、もう10年以上前から新千歳空港に働く苫小牧市民が少ないということで、これでは市民が発展させなければならない空港という考えが定着しないということで、関係各方面に働きかけました、しかし実際はパーセンテージで1%減っている、市としてはこの取組はどのように考えておるのでしょうか。お答え下さい。 民営化の話しは、先日の新聞記事では道内4空港の一括民営化という記事は、従前からの国の方針に変更はないということはよく分りました。ただ、この問題、世界の新千歳空港として発展させるという意味からは絶対に引くことの出来ない問題ですから、注意深く見て行かなければなりません。そこのところ市の対応についてお考えがあればお答えいただきたいと思います。 現状の国際線ターミナルを拡張したいという考えは分りました。ちなみに現状どのくらいの発着人数を捌いているのでしょうか。それがどのくらいで現状の国際線ターミナルのキャパをオーバーしてしまうのか。それは何年度に交差すると予想しているのでしょうか。 都市計画審議会の問題は分りました。それで結構ですが、しかし私は苫小牧市議会議員としての立場からいえば、先程の新千歳空港で働く人の割合が減っているという現状の中、しからば空港周辺で働く場を確保して行きたい、千歳の方が働くことが悪い訳ではありませんが、しっかり苫小牧市民の働く場所の確保を考えて行かなければならない。同じく市の方々もしっかりとその点押さえた上での活動をしていただきたいこと申し上げておきます。 道営住宅についてはお答えがあり、建設に向けて具体的な概要の協議を進めているということですので分りました、しっかりと進めていただきたいと思います。

鹿の市街地出没への対策について

先々週の金曜日夕刻、市民の方から私に、「清水小学校や開成中学校に鹿が出没している。鹿は夜行性なので夜間に来るのだが、その糞が校庭のあちこちに落とされているのだが、不衛生ではないか」というお話しがありました。その時は猟友会の幹部の方2名と、山で木を切り出している仕事をしていた方も同席しておりましたので、その話しをいろいろと聞いたのですが、最後は「それでは、今学校は休みになりますから、勤労感謝の日が終わって24日に学校に行って現地調査をしましょう。」と言って話しを終えました。
 ところが、24日は朝から大変な雪で、校庭の糞など見ることが出来ません。一応相手側に電話し、現地の様子をうかがいましたが、とても調査できるような状況ではないとのことでした。本来私はその現場を収めた写真を示して質問しようとしましたが、それが出来なくなってしまいましたので、その事ご承知の上でその時聞き取った内容で質問させていただきます。この清水小学校や開成中学校に鹿が出没している件、市の教育委員会としてはどのように押さえているのでしょうか、またその内容や対策等お答え下さい。
 また、清水小学校や開成中学校以外でも、例えば美園小学校や啓明中学校、山なみ分校など、市街地と森の接点にある学校は他にもあると思います、それらの学校では鹿の出没はどうなのか、対策はどのように取られているのかどうかお答え下さい。
 さらに、私は小動物がいてえさを食べにくるというのなら、自然に囲まれていいなあと思うのですが、エゾ鹿は大変大きな動物ですし、それがそこいら中に糞をしているということは衛生上よくないと思います。まあ、雪が降りましたので、その恐れは無くなったかもしれませんが、小学生は泥にまみれて遊んだりしますので衛生上問題があると思います。それはどのように対処しているのでしょうか。
 さらに、私は鹿侵入を防ぐには少し高いネットで校庭を囲む必要があるのではないかと思いますが、しかしそうなると予算が大変かかり、今年度の問題ではなくなりますが、来年度以降の予算の中で、こういう鹿の糞害のある学校にネットを整備するという考えにならないのかどうかお尋ねいたします。
 ちなみに環境衛生部にお聞きしておきたいと思いますが、鹿の場合、人間に移る病原菌、人畜共通の病気ですね、例えば犬の狂犬病だとか、キツネのエキノコックスなど、そういう菌を持っているのかどうかお答え下さい。また、以前はこのような市街地に鹿が出てくるなどほとんど聞いたことがありません。数年前、緊急雇用対策で頭数管理に取り組むなど大掛かりな鹿駆除対策をおこなってきましたが、ここ最近の鹿の頭数管理はどのようになっているのか。生息頭数などお答え下さい。
 今までは学校中心に質問いたしましたが、その他の部局ではどのような対応をしているのか。例えば市内公園は都市建設部所管でしょうし、清水小、開成中学校の周辺は運動公園であり、当然スポーツ施設のある地域ですから、それら施設は総合政策部の所管です。そういう施設では問題となっていないのかどうか。どう認識し、対策はどうしているのかお聞きしておきたいと思います。

2回目
 鹿対策について、環境衛生部から人畜共通の伝染病はないとのことでしたのでそれは良かったと胸を撫で下ろしております。
 市教委の答弁では実態は把握していますという答弁、答弁になってないでしょう、私は清水、開成の実態を持って、他の学校はどうかお聞きしたのですから、市教委としての情報によって、どこどこの学校で鹿の校地内への出没を確認していると、具体的に答えてくれないと、これどうなんでしょうか。
 また、フェンスを回す考えはないとのことですが、まあ、そうなんでしょう、鹿は大変高いところも飛び越えてしまいますから、2mなり2.5mのフェンスを学校全体に回すということは大変です。そうすれば学校全体として取り組むと言っても、実際は公務補に大きな負担のかかる仕事として清掃をすることになると思います。しかしそれは大変なんじゃないのでしょうか。例えばその対策に公務補の仕事を0.2人工なり人員を増加配置することは出来るのでしょうか。まあ、それは厳しいのだろうと思うのですが、それが厳しいとしたならばこの両校の公務補が連携して仕事をすることによって効率的な仕事が出来るのではないかと思いますが、その辺どうなんでしょうか、お尋ねいたします。
 運動公園の陸上競技場などの対策は分りました。都市建設部の公園、緑が丘や金太郎池は元々鹿の縄張りのようなところですから、そこの対策は難しいのは分ります。ただ、市内の森林に近い旧児童公園が子供達が遊ぶところですから、そこが心配だった訳ですが、そこには鹿は出ていないということは分りました。

北の湖理事長の死を悼む

私は北の湖と年も一つしか違わず、私の出身地室蘭と同じ西胆振出身の北の湖のファンでした。特に室蘭出身の貴乃花との取組はどちらも応援できず、相撲は見ないようにしておりました。
 平成49年夏巡業で室蘭に来ましたが、その直前の7月場所で13勝2敗で優勝決定戦には破れ準優勝でしたが、5月場所も優勝しており、それが評価され、史上最年少横綱が決まっていました。地元代議士の南條徳男は毎年夏に地元北海道入りしておりましたので巡業に顔を出し、集まった地元経済界の方々と横綱に化粧回しを贈ることに決めました。約10年前大関北葉山に贈った化粧回しが60万円でしたが、横綱は3枚ですので物価の上昇もあり250万円ということでした。当時室蘭市長だった長谷川正治(遅牛)は書家であったために、長谷川市長に揮毫を頼んだ。「技、神、入」と堂々とした文字だった。
 北の湖も当時鳴り物入りの横綱ですから大変多くの化粧回しが贈られたようですが、毎年初場所の数日間その回しを締めて土俵入りをしておりました。
 神の領域に入ったとされた技でしたが、いよいよその体も仏の領域となってしまいました。ご冥福を祈りたいと思います。(合掌)

決算審査特別委員会−3

商工費
1.⑴、観光費の苫小牧クルーズ振興協議会補助金に関して。
  最初に申し上げておきますが、私はクルーズ船の誘致に反対ではありません。昨今、中国や東南アジアなどからクルーズ船の寄港が各港で大きな経済効果を生んでいると言うニュースを聞きます。苫小牧市でもご多分に漏れず振興協議会に100万円の補助金を支払って対応している訳です。
  ただしかし、果たして苫小牧港はクルーズ船の入港に適しているのか、確認をしたいと思います。まず、第1点は苫小牧港は出入港が多い港です、自然港ではありませんから狭く、そういう意味では非常に混み合っている港です。クルーズ船となりますと、客船ですから、この船が出入りする場合、他の船は総て通行をストップしなければならないのではないか。そういう意味では定期フェリーも同じですが、定期のフェリーがあれだけ多くの出入りがある中、その間、他の船は総てストップしなければなりません。そういう中でさらにクルーズ船を迎え入れるということに無理はないのか。苫小牧港の工業流通港という北海道の物流を支える本来の港の性格からいって問題がないのかお尋ねいたします。
⑵,たまたま今日のニュースで室蘭市がアメリカの船会社4社に対して13万トン以上のクルーズ船の誘致活動をするということが報道されておりました。クルーズ船は大型の客船が多いのですが、以前室蘭港に大きな客船が入ろうとしましたが、白鳥大橋の下を通るのは危険だという理由で崎守埠頭に接岸いたしました。室蘭港は昔から水深16mの岸壁が港の一番奥の新日鉄埠頭にあります。かなり大きな船が接岸できる港なのにそのような回避する位大きな船だったと言うことでしょう。そこで苫小牧港ではどのくらいの船が入ることが出来るのでしょうか。例えばフェリーなども苫小牧港は200m以下と言うことで、船会社も200mを超える船はあるのですが、敢えて苫小牧用に197mだとか、200mを少しだけ切る長さの船を運航していると思います。どのくらいの船まで入港できるのか、それ以上の船は入港できないのかお尋ねいたします。
⑶,今まで答弁を聞いていますと、果たして苫小牧港はクルーズ船の入港に適しているのかと言う疑問がわきます。北海道がいろいろな生活物資など、例えばガソリンや冬の間の灯油はシーバースがあるのでいいのかもしれませんが、北海道の移出入の約半分を担っている港ですから、どうあってもその機能は守って行かなければならない、そういう制約の中で超大型船は入港できず、5万トン級、船長が二百数十m以下のクルーズ船の誘致と言うことが苫小牧港のあり方だと思うがいかがでしょうか。
  

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プロフィール

HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身

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