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「さくら」通信

苫小牧市議会議員桜井忠のブログ

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代表質問 1.将来へのまちづくり⑹

⑹.中心市街地の再開発について
 中心市街地の再開発の問題で、特に駅周辺の再生について、私は結論から先に言うと、これ以上駅周辺のために予算を投入するべきでないとの考え方で質問いたします。
 まず、市からいただいた数字ですが1985年、つまり現在の苫小牧駅舎が出来て間もない頃ですが一日の乗車人数が4389人、それが2014年には3553人で約800人程減っています。さらに言うと1980年の数字が4786人ですから、斬減傾向にあることが分ります。それに対して36号線中心部の通行量は平日の朝7時から午後7時迄の12時間で1985年28,505台、現在は同じ場所での統計がありませんので統計のある2005年の数字で31,442台ですから3千台近く増えています。これも毎年増加しています。つまり駅を利用するものは減り続け、反対に車を利用するものが増えている訳です。
 このような数字を見ていくと、利用しなくなった駅を利用させ、駅前に賑わいを取り戻すことが如何に大変なことか分ります。それならば却って36号線を利用する者は日中の12時間だけでも10倍の通行量があるのだから、この車を何とか止めて、昼食を取っていただいたり、休憩をしていただくようにすることが現実的でないかと思います。
 幸い東小学校を東中の敷地に移転して、跡地に市民ホールなどの建設が噂されております。そこの駐車場を広く取って道の駅などを併設してはどうでしょうか。ウトナイの道の駅は空港の24時間化のため、あの場所に作るのはやむを得ぬこと。それとは別に市内中心部に自動車を利用する観光客を呼び込む拠点として車を止めさせ、その観光客を道の駅に留まらず、まちなかに誘導するようにするべきだと思いますがいかがでしょうか。
 私はノスタルジックに駅前の再生を願う気持ちは分らないではありませんが、現実問題として駅の利用が延びない中で再生は難しい。それよりも車社会の中、多く通過する36号線の車両を中心部に近いところで止めさせ、街に誘導する、少なくとも同じお金を使うなら、そちらに財政的資源を投入する方が苫小牧の発展につながると思うのですがいかがでしょうか。
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代表質問 1.将来へのまちづくり⑸

⑸.IR(カジノを含む統合型リゾート)について
 IR(カジノを含む統合型リゾート)についてお聞きします。苫小牧の将来展望をする中で、どうしても市長と考え方が違うのがIR・カジノの問題です。これは一昨年補正予算を立てて、海外視察をおこないましたが、国ではその後一向に法案審議が進展せず、今議会も見送られております。私は、そういう意味ではこのIR(カジノを含む統合型リゾート)は棚上げされ、お蔵入り候補になったのかと思っておりました。しかし、わざわざ市政方針の、それも一番最初の政治姿勢の中で「国の動向を見据えた上で」との注釈は入っておりますが、「取り組む」旨書いております。
 昨年ほとんど取り組みがない案件だったと思いますが。これを市政方針の最初に持ってくるということは、なみなみならぬ意思を持って取り組むということでしょうから、敢えてお聞き致しますが、何をどう取り組むのか。具体的に答えてください。
 私は、先日シンガポールに現地法人を持つ会社の社長さんとお話しをしましたが、シンガポールのカジノについて中国系の方が大きな借金を背負って破綻したという話しを聞き、シンガポールでも大変な問題になっていることを教えていただきました。やはり良い話しばかりではないと感じました。
 国は議会ごとに法案を通すと言いながら毎回見送られてきた。そういうことですから、市長がどうしても進めると言うなら、市民の心配に、きちんと「こういう場合はこうやって対応するんだ」と先頭に立って理解を得る必要があると思います。それが答弁ではいつも「国の動向が」と言いますが、であれば出来ないうちは市政方針に書き込むのは早いと私は思います。市政方針に書き込んだ意図と市長の決意をお聞かせ下さい。

代表質問 1.将来へのまちづくり⑷

⑷.新千歳空港について
 次に新千歳空港についてお尋ねいたします。北海道新幹線が開通するのに伴って大事になるのは新千歳空港です。何故なら、函館までの開通となれば、函館だけで旅行客を捌くのではなく、洞爺、登別、そして札幌を含めて行程を組む方が多くなるのではないでしょうか。つまり往復新幹線を使うというよりも片道は新幹線、片道は飛行機という方が多くなると思います。また、近年の台湾、中国、さらには東南アジア各国の旅行客は幾何級数的に増えています。ですから新千歳空港が北海道に果たす役割は新幹線開通で地盤沈下すると言うよりも益々増えると思います。
 そういう中、先日の新聞報道で、空港の民営化は国管理の空港を一括管理と載っておりました。まず私の感想からいわせていただきますが、空港は国内だけでなく、アジア地区の空港と競争関係にあります。そういった中、新千歳の利点は空港建設費が日本の主要空港の中で特段に安いということです。関空は現在滑走路が2本ですが、第1期工事で4,000m滑走路1本で1兆4500億円、埋立てして作っておりますから沈下が見られる。それをジャッキアップする工事に600億円かかるとのことでした。それに比べて新千歳空港は3,000m滑走路2本で800億円しかかかっていません。ですからその利点を全面に立てて、国内の空港だけでなく、アジアの空港と戦って行かなければならない。
 しかし、官房長官ですとか、国交省関係の政治家から聞かれる発言は新千歳だけの民営化ではなく、道内赤字の4空港を抱き合わせの民営化です。あくまで私の私見ですが、これは勘ぐれば他地区から選出されている政治家が、我田引水のための発言ではないのかと疑います。関空だけでなく中部も、神戸も新千歳とは桁が違うだけお金がかかっております。
 しかし日本国内だけならそれでもいいのですが、仁川や中国の各空港、香港や台北と競争するには日本は離発着料が高すぎます。離発着料の元となるのが空港の建設コスト等です。ですから、日本の空港でアジアの空港と離発着料の価格で唯一競争できる空港は新千歳空港だけだと私は思います。しかしその良さを赤字空港と抱き合わせられたなら魅力は大きく減じられてしまいます。この質問をすればいつも「国の考え方は変わっておりません」とお答えになりますが、新聞でこれだけ国の大物政治家の発言が続けば、ほおっておく訳には行きません。市が掴んでいるその辺の経過と市の考え方を改めてお聞き致します。
 昨日の矢農議員との質疑で今道が態度を明らかにしようとする直前に市が言うことはできないとのことを市長は答弁しておりました。あの場面ではそう言うのもわかります。しかし、今まで矢農議員もそうでしたが、私も何度もこのことに警鐘を鳴らし、質問してきましたが、西野議員もそうかもしれない。しかし市長は鷹揚に構えていたのではないですか。今だけでなく、過去のことも考えるとあの答弁は私は違うと思いますがいかがでしょうか。
 市長は苫小牧市総合戦略の基本目標の考えの基軸として「二つの港(新千歳空港と苫小牧港)を有する立地」を述べております。しかし前回の私の質問で新千歳空港内で働く人の割合が5%から4%へ1%減ったとのことであります。1%と言ってもある意味、新千歳空港全体を雇用という意味で一つの企業としてみたならば北海道一の大企業となり、大変大きな数字です。しからばこれが増える対策を立てなければならないのではないか。民間のこととただ指をくわえているだけでいいのか。原因を分析し探ってみる必要は考えていないのでしょうか。千歳市より少ないことは私も理解はしますが、札幌市より、恵庭市より少ないということは滑走路の40%近く苫小牧市にあり、それゆえ騒音問題などにも地元理解の上に協力していることからも私はこれでいいとは思いません。この4%という割合も例えば10%をめざすとか目標を持って取り組んで行く考えはないのかお聞き致します。
 さて新千歳空港の最後に2月23日起きた日航機事故について何点かお聞き致します。その原因究明は国土交通省などで行なわれるものと思います。ただ、私は平成14年の代表質問で新千歳空港の消防と冬期間の避難訓練を質問しましたが、それが今回の事故にどう生かされているのか、改めて確認をしたいと思います。
 先の質問の後、新千歳空港の消防体制について千歳市や、国交省などと話し合っているのでしょうか。その内容はどういうものだったのでしょうかお尋ねいたします。
 消防はその地域ごとに責任を持って災害を押さえなければならないし、その経費負担をしなければなりません。基本はその通りですが、例えば新千歳空港の消防体制もそのようになっており、滑走路の北側6割強で起こった災害は千歳市の消防が出動し指揮を執っておりますが、南側4割弱で起こった災害は苫小牧が出動し指揮を執らなければなりません。実際は千歳市の方が近いので、先に千歳市消防が到着いたしますので、そこで体制をとって救助しますが、苫小牧市の消防が到着した時点で指揮交代して苫小牧市が中心に救助するということになります。
 勿論それで何不自由ないものとは思いますが、実際苫小牧で一番近い消防署は沼ノ端支所と新開町に移転した消防本部。そこから到着までは20分前後はかかります。1分1秒を争う救助の中で千歳市消防の方がどうしても早く現着します。それであれば、途中で指揮交代するなどとまどろっこしいことをするよりも、例えば新千歳空港の敷地内では最初から最後まで千歳に指揮は任せて被災者救助を優先して行ない。経費負担はその被災地区によって最終的に清算するということは出来ないかと質問しましたが、今回の事故に当てはめた場合どうなり、どう処理されたのでしょうか。
 今回の事故発生は15時10分頃、苫小牧の消防指令車が現地到着したのが15時52分、たまたま私は新千歳空港の近くにおりましたので私自身が確認しています。しかし旅客は15時20分頃に避難を完了しておりました。ですから苫小牧からも多くの消防車が出動していましたが、16時頃から順次苫小牧に戻り始めておりました。私は苫小牧の消防が手薄になるのではないかと思いましたが、しかし当初は避難する方が大勢おりましたので、万全の体制を組むため、新千歳空港に向かったことは責められないと思いました。でも、避難完了してから30分も経っての現場到着ですから、途中無線でも入れて、何台か引き返すと言うことが出来なかったのかお聞き致します。
 さて、毎年航空会社と消防隊を中心に災害救助訓練をしていますが、空港が完成して20年以上経っていますが、平成14年段階で一度も冬期間に訓練はしていませんでした。私は何年かに一度は冬期間の訓練をするべきだと思い質問しましたが、「そうしたい」と言う答えでした。今回はまさしく吹雪の中での避難ということになりました。飛行機を出てからバスがくるまで時間が掛かったと言う話しもありますが、あの質問の後、今まで冬期間の訓練は行なわれているのか改めてお聞き致します。

代表質問 1.将来へのまちづくり⑶

⑶.北海道新幹線と北海道観光について
 北海道新幹線と北海道観光についてお聞き致します。いよいよ新幹線が函館まで延伸され北海道新幹線の時代となります。東京オリンピックの1964年、東京−新大阪間に新幹線が開通運行してから半世紀以上経ってやっと函館にまでやってきましたが、これが札幌まで延伸されるためにはさらに15年の月日が必要とされております。
 新幹線開通に函館周辺は湧いていますが、私は今こそ胆振の観光にとって重要な時はないと思っております。それは、新幹線が札幌まで延伸してしまえば例えば観光客が2泊3泊しようとも小樽を含めた札幌周辺で消化してしまう、その位のキャパシティがある街です。しかし函館は1泊2日は観光できますが、わざわざ訪れた観光客はそれでは物足りない。2泊目から他地区に観光を求めて移動します。そういった意味で現在北海道新幹線×nittan地域戦略会議として取り組んでいることはどのようなことがあるのかお聞き致します。
 新幹線一編成で約1,000人が乗れます。途中下車する人もいますので稼働率を70%とみて700人、東京からは1日10本ですので毎日7,000人が来道します。当然北海道へ帰ってきた人もビジネス客もいますからそれを引いても大変多くのお客様が函館を訪れます。函館近隣の大沼を離れてから洞爺湖まで観光客を引きつけるところがありません。つまり折角の観光時間に長い移動を強いる訳です。そこで、森と室蘭間は20数キロしか距離がありません。ここをフェリーで繋ぐことを考えるべきだと思います。特になっちゃんフェリーなど高速船なら尚いいと思います。
 苫小牧市総合戦略の中に基本目標の基軸として「広域連携」を掲げておりますが、こちら側は室蘭市だけで対応が難しいなら苫小牧市が中心になって胆振全体で運行を主導してみるのはどうでしょうか。登別、洞爺の温泉地は勿論のこと、白老にも国立博物館が出来ます。そこに大勢の観光客を誘致できるようになると思いますし、当然苫小牧もノーザンホースパークや、ミールなど観光の幅が広がるものと思いますがいかがでしょうか。
 以前ウインドサーフィンの大会が室蘭市と森町(当時は砂原町)の間で行なわれておりました。室蘭のイタンキ浜でスタートの号砲を鳴らした後に、大会役員が急いで車で砂原に向かいましたが、着いてみると上位のものは既にゴールしていたというくらいに近いのですから。15年間で採算に合うように運行すれば、札幌まで新幹線が延伸したとしても十分新たな観光資源になるものと思います。

代表質問 1.将来へのまちづくり⑵

⑵.苫小牧市観光振興ビジョンと苫小牧観光について
 苫小牧観光振興ビジョンについてお聞き致します。そもそも観光客を誘致すると言いましても、その受け入れ態勢がなっていないのではないか。苫小牧市内のホテルのキャパシティが少ないのではないか。苫小牧市観光振興ビジョンにも書かれているように苫小牧市の宿泊客は道内28位と街の規模の割合に低い、この原因の1つはホテルが少ないので泊れないということだと思います。市はこの件どう捉え、今後どうしていくのでしょうか。
 その意味でいうと例えば双葉町にある旧苫小牧プリンスホテルの再稼働、以前確か苫小牧中央インターの開設状況を見守っているというお話しがありましたが、2020年開通の見通しです。そうしたならそろそろ再開の話しが出ていないのかお聞き致します。特にあのホテルは野口グループのホテルですが、ご承知のように野口グループは登別、洞爺、函館、層雲峡と道内各地にホテル展開しています。ですからエージェントなどとも野口グループを泊り歩く旅行を企画できます。そうするとその中に苫小牧泊の企画も可能になる。そう言う意味でも一日も早い再開が待たれます。
 次に多くの観光客がきた場合、当然病気になる方もいる、外国人を受入れる体制にあるのかということです。例えば市立病院で医療通訳が出来る体制ができているのか。ただ英語が出来る、中国語が出来ると言うだけでなく、医療として専門の用語を理解できる人でなくてはなりません。最低でも英語はまだしも中国語に対応するだけの体制を組んでいるのでしょうか。確か外国語対応の人の人件費は半額国から補助されるはずではなかったでしょうかお尋ねいたします。
 さて、観光客を受入れる体制が整っても、そもそも苫小牧市を見てみたいという動機がなければ観光客はきません。しかも最近はSNSなどのツールが大きな役割を果たしております。しかもそれは市役所が発信するというよりも、一般の方々から沸き上がってくるような発信です。ただ、それも誰かその発信の場を作る強力な「パーソナリティ」が必要です。このような発信の場を市が誘導してサイドから支援していくことが観光では出遅れている苫小牧にとって必要なことと思います。市のお考えをお聞きします。
 さて2020年の東京オリンピックでありますが、苫小牧市も直前合宿の地として立候補するとしておりますが、現在の進捗状況はいかがでしょうかお答えいただきたいと思います。
 今年室蘭では少なくとも2回、13万トンクラスのクルーズ船の寄港を誘致しております。13万トンクラスと言うと室蘭停泊中に100台からのバスが必要だと思います。室蘭で主にバスを運行しているのは道南バスです。そうなると苫小牧にも大きな影響が出てくると思われますが市はどう押さえ、対策はどうしているのかお聞きします。
 この誘致には室蘭市の市長などがアメリカに誘致活動をした結果、決まったものです。そう言った意味では苫小牧市長も先頭に立って、必要なら議長を連れて行ってもらって結構ですので、海外への船会社やエージェントに誘致活動をするということも考えてみてはどうでしょうか。

代表質問 1.将来へのまちづくり⑴

⑴.苫小牧市人口ビジョン及び総合戦略と財政基盤安定化計画について
 会派市民を代表しまして質問いたします。先日市長の市政方針を聞きしました。私たち会派市民は概ね市長の考え方に理解を示し市政方針を「是」と致します。ただ、どうしても了解しがたい件やもう少し説明して欲しいことをこの代表質問でお聞きし、また、私たちから未来に向けて提案もしたいと思います。最後の登壇で、すでに多くのことを他会派からお聞きされておりますので、重複もあろうかと思いますが、我々会派の考え方ということもありますので、お許しをいただきたいと思います。
 苫小牧の未来を語る前に将来人口をどう見るのか。先に示された国立社会保障・人口問題研究所の推計の中で2040年の人口が14万4千人、2060年には11万3千人と推計しています。しかし市の長期展望ではさまざまな施策をして、将来展望を2040年には15万5千人、2060年には13万4千人を維持するとしております。この数字は少々甘めではないかと思います。努力して必ずや達成できるという、ある意味自信を持った数字なのかお答えをいただきたいと思います。
 そもそも人口減少社会と言われておりますが、その人口減少社会とはどのような社会なのか、イメージを市民に伝えていただきたいと思います。例えば今後の公債費の負担、市内の消費減、それに伴う市税収入の減などいろいろ影響が出てくると思います。市がどういう面で深刻にこの事象を捉えているのかお聞き致します。
 また人口を想定したならば、それに呼応して各種計画も想定を変えなければならないと思いますがいかがか。特に市の基本構想を変える考えはどうでしょうか。
 今回の推計は国の機関による推計と市が施策に裏打ちされた将来展望の2つの数字があります。しかし私はもう1つ第3の想定、例えば介護など現役世代に大きな負担を強いる問題は将来、少々の問題があってもしっかりとした計画を策定するために、きつい人口予測を採用する必要があるのではないか。悪くするとここ迄減ってしまうが、それでも大丈夫という数字。この3つの推計をしなくていいのでしょうか。
 次に総合戦略についてお聞き致します。今回このような戦略を明らかにしたことは大変素晴らしいことで、市長を始め策定した職員の皆さんのご努力に敬意を表します。ただ、少々分らないところなど質問させていただきます。
 基本目標の中で国が定めた目標を受けて市が4つの基本目標を定めました。過去の議論からも「若者の雇用」や「子育てと仕事の両立」は順当な目標として私の想定内のことですが、移住について「本市とのつながりや愛着の醸成」という言葉は、勿論悪いことではありませんが、市長がどのようなイメージを持って書き込んだのか。この言葉をもう少し具体的に説明していただきたいと思います。
 個別の問題は後で、北海道新幹線や新千歳空港・苫小牧駒沢大学などでお聞きしますが、全体的な問題としてもう一つお聞き致します。多くの新規事業が想定されております。これをすべて実施できるのかお聞きしようとしましたが、昨日の答弁の中で5年間で確りと実施するという答弁がありました。これに掛かる予算は計画全体でいくらなのか教えていただきたいと思います。
 私は人口の推計があって、その減少を食い止める戦略があって、さらに短期計画が財政基盤安定化計画なのだろうと考えました。その際、市の基本構想や実施計画との繋がりはどうなっているのか。私は実施計画が昨年で切れています。ですから人口減社会への対応を加味した形で次の計画が財政基盤安定化計画かと思いました。具体的にいいますと総合体育館や市民ホールの建替え、それに先立って東小学校の移転新築。また既存の市営住宅建替え計画に覆いかぶさる耐震判定の低い住宅の改善計画など大規模な計画がありますが、どのような配分になるのか。財政基盤安定化計画のステップアップ予算のなかで財政基盤強化の項で書かれている地方債事業の影響管理は当然これらのことが入っている予算だと思いますが、どういう内容か改めて確認しておきます。
 またステップアップ予算には東小の建替え事業が入っていませんが、と言うことは平成30年までは着手しない。基本的にその後の市民ホール建替え事業と噂されておりますから市民ホールは平成30年代半ば以降の事業となると考えて良いのでしょうか。
 小さなことですが、敢えて最後に指摘しておきますが、市が立てている各種計画やそれに載っているグラフや表を見ていて、見にくいと思うのは、ある計画は平成の年号で書いている、ある計画は西暦で書いている。例えば苫小牧市人口ビジョン及び総合戦略や職員配置適正化方針では西暦、財政基盤安定化計画や苫小牧市観光振興ビジョン・苫小牧市一般廃棄物処理基本計画では平成の元号です。ですから両方の計画を見比べる場合、頭の中で一度どちらかに置き換えて考えなければならない。これは西暦に統一するか、それが出来ないなら元号の後にカッコ書きでも西暦を入れるなどしていただきたい。代表質問でする程の質問ではありませんので回答はいただかなくても結構ですが、ご検討をしていただきたいと思います。

1−1.
なぜ、同じ時期に出す計画なのに、このようになるのかわかりません。人口減少社会をきちんと想定し、それに対する緩和策を策定する。その戦略に沿って3年間の実施計画を出すということが普通だと思います。なぜにそうならないのか。また、どちらにしても今現在大きな問題である、東小の移転が入らない計画を立てて出すのか、私にはわかりません。きちんと説明していただきたいと思います。ただ単に、総合政策で作っている計画と財政で作っている計画だからということでは納得しません。また実施計画はどうなるのか。本来予算の前に、遅くとも同時に出さなくてはならないのではないでしょうか。

横田荘八(横田めぐみちゃんの祖父)先生のこと

北朝鮮が拉致被害者を含む調査をやめ、調査委員会を解体するとのこと、本当に困ったものだ。
 私は横田めぐみさんのお祖父さん荘八氏を存じ上げている。私の大学の先輩で、札幌で教育者をしていた。80歳になっても漢学の本を出していた。当時はまだ北朝鮮の拉致とは判らずにいた頃だから、めぐみちゃんの話はしたことはないが、立派な人だった。
 晩年風邪など引いたら苫小牧で医者をしている息子のところにきて入院していたので、後日息子の横田先生(めぐみちゃんの叔父)に聞いたところ苫小牧で亡くなったとのことだった。
 横田めぐみちゃんのこと墓前に悲しい報告になるのが残念だ。

柿木道議のこと

「北海道子宮頸がんワクチン被害者連絡会」は会長、副会長は被害者の母親です。幹事長に柿木道議、私も副に押されました。(現在組織改編中ですので役職は変ると思います。)
 会長は美唄に住んでおり、娘がワクチン接種後原因不明の発作に悩まされ、母親のことさえ分らなくなってしまい、柿木道議に相談に行ったちょうどその時、娘の発作が始まり、不随運動などを起こし、とても親の手に負えぬ姿を見てショックを受け、その晩は柿木事務所に泊らせて、彼は被害者の力になることを誓ったのでした。その後会長を支え活動をしておりますが、この度参議院議員に自民党2人目の候補として立起が決まりました。
 国会議員レベルでは世界的大手の製薬会社からの政治献金によって、なかなか被害者の立場に立ってものを言う人が少ない中、患者の生の反応を知っている者が議員になることはとても良いことだと思います。私は柿木議員誕生のため、力はありませんが全力で応援しようと思います。

不可能を可能にする

若干古い話しになりますが、昨年末の高校駅伝と箱根駅伝、ここに一つの繋がりがあることをご存知でしょうか。高校駅伝は男女とも広島の世羅高校が優勝しました。また、箱根駅伝を優勝に導いた青山学院の監督も実は世羅高校の出身です。
 この世羅高校、かつては駅伝の名門校として活躍した時代がある高校なんですが、実は広島の片田舎の公立高校です。苫小牧周辺で言うと厚真高校という感じでしょうか。ご多分に漏れず、まだ駅伝が今のように注目されていなかった当時の優勝争いをした高校ですが、その後駅伝が注目されるに従って、私立の高校が有望選手を県内外問わずにかき集め、最近では外国選手を積極的に呼び込み、成績を伸ばして行き、それにつれ世羅高校は「過去の名門校」になってしまいました。
 やがて学校は荒れ、とうとう学校長が自殺までしてしまいます。そこで立ち上がった世羅高校のOB達、県議だった小島敏文(現代議士)を中心に学校の校門に毎朝立ち、登校する子供達に声を掛けた。そして、もう一度子供達に過去の栄光にあふれた世羅高校ですが、過去ではなく自らの栄光とすることが自信に繋がると考えて、陸上部の後援会を作りバックアップして行くことにした。しかししたいと思っても出来る程甘くはない。全国皆真剣に駅伝に取り組んでいるのだから。でも、諦めなかった、小島の恩師大東文化大学陸上部長だった村田克己先生の口癖、戦略を立てて「不可能を可能にする」その思いで取り組んだ。
 田舎の公立高校は順調に成績を上げて行く。それと同時に生徒は目標を持つようになる。地域もそれを応援する。万が一学校で不祥事があれば出場さえ出来なくなりかねない、そんな緊張感が生徒達に伝わって行く。そして当時の高校駅伝の横綱は仙台育英高校、監督は何と小島敏文の大学のゼミで一期先輩の渡辺高夫。何度も挑戦しては跳ね返されていた。しかし、やがて時代は仙台育英から世羅に変って行く。最近は仙台育英が東日本大震災の影響が陸上部にも及ぶ、渡辺も定年退職する。そして昨年末とうとうもう少しかかると思っていた女子が急成長し、アベック優勝を果たすことが出来た。夢は諦めてはいけない戦略を立ててのぞむことにより「不可能を可能にする」ことが出来るのだから。

台湾の巨星落つ。

東日本大震災の時、日本に10億円を寄付してくれた張栄発エバーグリン総帥が亡くなった。今や新千歳にも毎日飛行してくるエバーグリンですが、かつては海運で活躍していた会社。しかも元々は小さな会社で信用がなく、船も造れなかった。それを室蘭の楢崎造船が引き受け船を造り納船し、それが今日のエバーグリンに繋がっている。彼は大震災の時、かつて信用のない自分を信じて船を納船してくれた日本(楢崎造船)に対し、その時の感謝の気持ちを10億に込めて寄付してくれたのかも知れない。
私は苫小牧市長時代、日本のエバーグリンの代表であり、総帥の子供のジムと何度も赤坂で飲んだことがあります。
  

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プロフィール

HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身

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