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「さくら」通信

苫小牧市議会議員桜井忠のブログ

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2017.9月議会一般質問–4

2.行政課題
 ⑴.印刷物の最低制限価格制度及びオープンカウンターの試行について
 印刷物の発注について、今年度から契約類型をこれまでの「物品の購入」から「製造の請負」に変更になりました。そうしてオープンカウンターの試行をするといいます。そこでこの内容がどういうことなのか詳しくご説明ください。(応札額により変動する最低制限価格制度。試行対象は印刷業者が参加条件を自由に選択できる公開型見積り合わせ。)

 私はそのこと自体は問題にしません、平成9年3月議会で市の指名願いが工事と物品購入に分かれており、工事以外は全て物品購入になっているのを改めるべきだと質問しました。しかしその後の予算委員会などでの答弁でも導入は難しいということで一貫していました。今回導入した方式と過去の答弁との整合性をお尋ねします。(H23道印刷工業会苫小牧支部から要請を受け、H24策定の公契約改革プランで「検討予定」になった。その後多くの議員から質問があり、今年度導入した。)

 今回制度改正されることは議会に説明をしていないと思いますが、本来議会で出来ないとの説明をしていたことを変更するので、説明する必要があったのではないかと思いますがいかがでしょうか。(議会で質問された際、検討すると答弁をしてきた。)

 今の説明では質問が多くの議員から出され、検討してきたのだから説明はいらないということですが、その時はっきりと導入すると答えていますか。そうじゃなく検討すると答えているのではないでしょうか。それなら検討をして制度を改正してみる段階で「皆様からのご指摘でこれからこのような方式を試行いたします。」と説明があるべきではないかと思いますが、違いますか。(委員会で報告する方法もあったが、今回はあくまで試行ということで報告しなかった。)
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2017.9月議会一般質問−3

⑶.苫小牧駒澤大学の経営移管について
 苫小牧駒澤大学の経営移管が苫小牧市に突然知らされ、市は4年制大学の存続と在学生のことを考え、経営移管に賛成して作業が進められています。しかし私のように20年前大学設立に賛成してきた者にとってはなかなか納得できません。まず旧来より大学は自治が基本の学府です。当事者たる学校法人も市も学生を一番に考えているのかということ。そもそも以前本校では資金運用に失敗し150億円の損失を出し、キャンパスが担保に入ったという報道がありました。そのような状況ですから赤字を出し続ける苫小牧校をどうにかしなければならないという事情は理解しますが、しかし学業での赤字なら分かりますが、資金運用に失敗したことは学生に責任はありません。しかしそのツケを苫小牧の学生にしわ寄せでは許されません。そこで私は学生が第一になっていないと感じたことを質問します。市が答える立場でないことは理解しますが、市も経営移管に賛同し協力をしているので知らぬとは言えないと思います。
 さて、この件が明らかになったのは今年1月ですが、学生側に説明があり、学生の意見聴取をしたのはいつ、どのような形で行われたのでしょうか。(6回の説明会を行い、その後学生アンケートを行った。)
 7月10日付けで学生アンケートが行われていますが、経営移管が決まってから半年後と、なぜ遅くなったのでしょうか。(説明会をしたのち、さらに学生の意向を汲み取るために行ったため。)
 このアンケートは記名式ですがなぜ記名式なのでしょうか。(考えを正確に取りまとめ、回答理由に応じて個別に聞き取るため。)
 確かに、そこには学生全員の考えや意見を正確に取りまとめることと、回答理由に応じて個別に聞き取りをさせていただくためと書いてあります。しかしそれでは自由な意見の表明とはならないのではないか。私が聞いた範囲では学校側の意見と違う人だけに接触があったとも聞いています。それではアンケートとは言えないのではないでしょうか。(自由に意見を述べることは必要で議員の指摘は伝えたい。)
 アンケートの質問は1点のみです。設置者変更を下に書いてある補足説明文を読んで認めるか認めないかというもの。そうして認めない場合だけ理由を記せというものです。認めないものだけ理由を書くというのはおかしい。一々理由を書くのが面倒だから賛成しておこうという人も居るのではないか。賛成の意見だって傾聴に値すると思いますがどうでしょうか。(設置者変更を了承する意見を聞く意味もあるし、保護者の意見も伺うべきと思います。)
 補足説明文ですが、苫小牧駒澤大学に入学した学生は学位記「学士」を授与するための教育過程を維持しますと書いてありますが、主語たる誰が学位記「学士」を授与するのか書いていない。このアンケートを行っているのは苫小牧駒澤大学ですから、苫小牧駒澤大学が授与すると考えて良いのでしょうか。(京都育英館が授与します。)
 また、奨学金や学費免除も補償すると書いていますが、誰が補償するか書いていません、これも誰が補償するのでしょうか。(駒澤大学が補償します。)
 さらに仏教専修科につきましても、教育過程を維持し、曹洞宗に依頼すると記されていますが、依頼してうまくいくのでしょうか。現在の駒澤大学理事会と曹洞宗の対立からいってこのような期待を学生に持たせること、さらに言うとあたかもあるかのように書き込む姿勢は如何なものかと思いますが市の見解をお聴きいたします。(在学生の立場を守る姿勢を堅持します。)
 さてこのようなアンケートが行われましたが、その結果がどうなのか学生に提示されていません。学生に行ったアンケートであるなら、その結果もいち早く学生に知らせるべきだと思いますがいかがでしょうか。(まだ集計中とお聞きしています。)
 たった一問のアンケートにそれだけ分析に時間がかかるのかと疑問がわいてきます。
 さて第2に教職員への対応ですがどのように説明がなされ、教職員からの反応はどういう内容でしょうか。(特に反対の声はなかったとのことです)
 教職員の移動はどのようなものでしょうか。大学を去る者、残る者、本校へ移動する者はどのような人数でしょうか。残る方も学生同様今までと同じ待遇内容(報酬、休暇、勤務時間)なのでしょうか。(ほとんどが残る意向と聞いております。)
 最後に土地の譲渡に関してお聴きします。坐禅堂は新たな大学に引き継がないこととしています。この坐禅堂は大学へ無償譲渡された土地に立っています。新大学に引き継がれないとするなら、ただ単なる宗教施設となるわけですが、そうなると土地の譲渡契約上、市に返還されるべき土地となります。まして宗教施設となると市が一宗教施設に便宜を図ることは許されません。そうなるとこの土地はどうなるのか市の考えをお聴きいたします。(坐禅堂は在学者が卒業するまで使われ、その後は決まっていません。)
 つい先日の新聞報道では「苫小牧駒澤大学の名称を2021年3月まで継続」という記事が出ておりました。これは「移管も2021年4月から」と変わるということでしょうか、それとも移管はされるが、京都育英館が現校名のまま経営を引き継ぐということか。アンケートの主語ということとも関係してきますが、説明をお願いいたします。(京都育英館に移管されるが、校名だけが残るものです。)

2017.9月議会一般質問−2

⑵.冷夏対策(苫小牧地域の農業と漁業)について
 今年の夏は7月上旬のゆるキャラフェアーで終了してしまった感があります。これは苫小牧だけではなく北海道はもとより東北・関東と各地で日照不足が言われています。当然冷夏は農作物の冷害に繋がります。苫小牧市の主要農産品の生育状況はどのようになっているのでしょうか。

 あまり影響がないということで安心しましたが、もしも大変な不作の場合、農家に与える影響が大きいが、それに対する対策はどのようになるのかお答えください。

 さて、苫小牧では米農家はいませんが、周辺町村では主要産品であるお米はどのような作況でしょうか。米は東胆振経済を左右する品ですし、ひいては苫小牧経済にも影響しますのでお尋ねします。

 次に消費者物価はどのような状況か、私は高いと感じているがどうか。

 ちなみに聞いておきたいのですが、水産物は冷夏の逆で海水温が高いので、以前取れていたイカが全く取れず、逆に取れなかったブリや鰹が苫小牧近海で取れると言うが実際のところはどうなのでしょうか。

 その原因はどのように考えているのでしょうか。また、不漁の漁業者への対応はどうするのかお答えください。

2017.9月議会一般質問

1.緊急課題
 ⑴.Jアラートに対する体制整備について
 時間の関係上通告した内容のうち、3の制度導入後の課題の⑵「SOLAS条約について」と⑷の「私たちの道徳について」は別の機会に質問いたします。担当の皆様にはご迷惑をおかけしましたことこの場からお詫び申し上げます。
 それでは質問いたします。今議会冒頭にも北朝鮮へ抗議の決議が全会一致で行われましたが、北朝鮮のミサイルが襟裳沖に着弾した問題。8月29日朝6時頃、携帯がけたたましく鳴りましたので、「地震が来るのかなあ」と見てみますと北朝鮮がミサイルを発射したとのことでした。テレビでも当初は東日本各地に対する警報で、頑丈な建物に避難するように何度も何度も繰り返し注意をしておりました。私も朝の支度をしなければならず、起きて朝食をとりましたが、ずっとテレビは点けていました。やがて、襟裳岬の東方1200キロに着弾したとの報道に変わりました。その日午前中に代表者会議があり、その時点でわかっている報告はお聞きしましたが、改めてお尋ねいたします。まず第一点、今回の警報のトラブルはなかったのか、防災ラジオは大丈夫だったのか、防災無線はどうか。市民からの問い合わせや苦情はどうかお答えください。

 次に、緊急時に最初に市役所で対応する人は誰か。防災担当者が当直していることはないと思いますがいかがでしょうか。

 対応をするのは庁舎管理の方がまず行い、市の職員が急ぎ出勤してきて次の対応をとるとのことでしたが、それでは今回、この警報を聞いて最初に市役所に到着したのは何時なのか。ある程度十分に担当職員が揃ったのは何時ころなのかお答えください。

 さらに、専門家ではない庁舎管理の方は、初動対応をしなければならず大変なことだと思いますが、Jアラートに対する教育はどの程度なされているのでしょうか。

 次に市教委にお聞きしますが、朝7時には早い子供たちは学校へ向かいます。私の点けているテレビでは丈夫な建物への避難は何度も聞きましたが、解除の話は聞こえてこなかった。とすると、丈夫な建物への避難と通学がどのようにされるのが正しいのか疑問に思いました。さらにこれが7時頃に発射していたらと考えると、ますます対応が難しくなります。そこでお尋ねしますが、今回の場合どう行動するべきなのか、生徒や父母にどう伝えているのか。さらに通学路に立つ町内会の方などにどう伝えていくのか、市教委の考えをお尋ねします。

2017.6議会一般質問−3

2.道路行政
⑴.道路の安全使用について
 次に道路行政についてお伺いします。議長のお許しを得て皆様に資料をお配りしておりますし、資料の写真を拡大したものをここに用意いたしました。皆さんの資料とは違い問題あると思うところに赤で丸をつけております。若干見づらいかもしれませんがご容赦いただきたいと思います。
 まず、上の2枚の写真ですが、これは全く別の街を写したものです。私は4年位前に歩道がきちんと歩道としての役目を果たしていないとして市の対応を質しました。狭い歩道の真ん中に電信柱があり、そこを子供達が避けて車道に降りたり、ちょうどその日は雨の日だったのですが傘をすぼめて通行したりしている写真を提示しました。その際市は「今後歩道は歩道として、きちんと確保していきたい」というお話がありました。しかし、4年経ってこの写真を見ると、その時の言葉がまだなされていません。鉄製の頑丈なゴミステーションが歩道部分に常設の構築物として設置されており、歩道は歩道としての役目が確保されておりません。
 まず、道路を管理している都市建設部にお聞きいたしますが、市内各所にあるこのような実態をどうお考えでしょうか。市は道路占用許可を出しているのでしょうかお答えください。

 わかりました、道路専用許可は出していない。しかし止むを得ず専用しているところはあるという認識ですね。それを受けて環境衛生部にお聞きいたしますが、市内各所にこのような実態がある点は把握しているのでしょうか。私は今までゴミ収集の民間委託を進めてきました。しかし、そのことによって市内各所でこのような実態があることが市にフィードバックされていないのではないかと危惧いたしますのでお聞きいたします。

 わかりました、市として知らないわけではない。ただし、町内会と協議して止むを得ず認めているところもあるとのことですね。私も町内会長をしていますので町内会の大変さもわかりますし、そのようなご努力に町内会役員や会員の皆様に敬意も表したいと思います。しかし、歩道は歩道としてあることも重要です。
 そこで現在市内にこのように軒並み歩道を塞ぐ形でゴミ箱が常設しているところは何ヶ所くらいあるのか。ゴミステーションの数でもいいですし、町内会の数でも結構ですのでお答えください。

 見回りする指導員がいるから市内の状況はよくわかる、しかし何ヶ所あるかはわからない。これでは指導員を配置している意味はないでしょう。それでは都市建設部に聞きます、市内の歩道、本来歩道として使用するので専用許可は出していない、しかし止むを得ない場合ゴミを置いているところがあるといいました、それは何ヶ所くらいゴミステーションによって使えないところがあるのでしょうか。

 貴方達、どんな仕事をしているのでしょうか。都市建設部は歩道を管理しているわけですから、止むを得ずゴミを置かしているところは本来の使い方ができないのだから、それは何処なのかきちんと管理しなければならない、または環境衛生部では道路専用許可を取れないところに止むを得ず置かしてもらっているのだから、少なくともそこは何処なのか押さえて置かなければならないのではないか。それをどちらの部もやっていない。こんなことでいいのですか。
 さて、先ほど部長から答弁がありましたように、止むを得ず設置しているゴミステーションがあるという。例えば東京だとか、首都圏の街のように一軒一軒敷地が塀で囲まれているような所では、後でステーションを立てるのは難しいことはわかります。そういう場合は止むを得ず設置したというような答弁はわかります。でも、苫小牧ではそのようなところはどれだけあるでしょうか、あってもごく少数でないかと思います。ほとんどの敷地が塀で囲まれることなくオープンスペースになっています。ですから、どこか民地の隅に置くことができるだろうと思います。これが仮設のステーションなら私もそこまで言いませんけれども、大変頑丈なものが常時歩道を占拠している状態です。これはやはり問題があるのではないかと思いますが今後どうしていくのか市の考えを聞かせてください。

2017.6議会一般質問−2

次に現在まだ建替えは決まっておりませんが、先に越川議員が質問した際、老朽化してきているので、まずは建て替えのためコンセプトをしっかりと決めていきたいという答弁がありました。またその際、科学センターの谷内六郎画伯の壁画に対する質問もあり、「何らかの方法で残していきたい」と答弁がありました。
 この「何らか」とは何でしょうか。私には写真で残すしか考えられませんがいかがでしょうか。

 デジタル化し、残したいという答弁がありました。科学センターですから新たな手法として、そういうことも有りかなあと聞いておりましたが、気になる点を一つお伺いしますが、著作権法上問題ないのかということです。私の記憶で申し上げれば確か、作品の著作権は50年間有効だったのではないか、そうだとするとまだ存在することになります。その場合、この壁画は成行が複雑で、著作権は市にあるのか。あの壁画は中村重信氏より寄贈されたものですから、中村氏側にあるのか。はたまた原画は私が20年ほど前に質問した際、桧山管内の方が持たれていると答弁がありましたが、そちらに帰属するのか。または谷内六郎氏そのものにあるのか、その辺はどうなっているのでしょうか。中村重信氏も谷内六郎画伯ももうお亡くなりになってはいますがどうなのでしょうか。

2017.6議会一般質問−1

1.文化行政
⑴.建てかえ事業による文化的財産の保護について
 通告に従って質問いたします。第1点目は建てかえ事業による文化的財産の保護についてお聞きしますが、まずは一般論として市内にある文化的財産について、これを守っていかなければならない、それは我々議会人として、そして理事者も行政マンも当然の責務だと思いますが、理事者はどのように考えているのか、文化的財産の保護につきまして認識をお聞きいたします。

 書道界は戦前の日下部鳴鶴、比田井天来と続いてきましたが、戦後それをそのまま受け継いだ古典派を代表する書家が桑原翠邦先生。これは中国の碑文などを手本に臨書を基本としますから、どうしても漢文、漢字中心になります。これに対して漢字と仮名が混じった日本語的な調和体の近代詩文を主張し、完成させたのが金子鴎亭先生。偶々ですが金子先生は松前、桑原先生は帯広で1906年に生まれ、同時に国鉄に勤務した同期生です。巨星二人が北海道の方ということは誇らしいことです。
 さらに、芸術性を求め字なのか画なのかという前衛書道を極めた宇野雪村先生。また日本独自の仮名、これは女流書家が多いのですが、熊谷恒子先生や町春草先生がおられます。たいへん大雑把な分類ですが、例えば古典派であっても青山杉雨先生のように桑原先生とは別な流れの方もおります。
 苫小牧では東中の校長室に金子先生の筆による書があります。また苫小牧東高校の校門は桑原先生の揮毫ですが、木材に書いたものなのですでに朽ち果てています。
 そこで市民会館の門柱に掲げられている「苫小牧市民会館」という文字、現在の「市民会館」が「市民ホール」となれば重機で壊されてしまうのが運命だと思います。しかしこれは桑原翠邦先生の筆によるものです。桑原先生は現在の天皇陛下が皇太子として東宮におられる時、東宮御進講として、浩宮様や礼宮様に20年に渡って書道を教えていました、つまりお二人の書道の先生であったわけですが、これは人格、識見共に優れているからこそ東宮御進講に選ばれたものと思います。このような経歴の方が書いたものとご担当ではご存知だったでしょうか。

 それでは桑原翠邦先生のような昭和を代表する書家が書かれた題字をどうするのか、残していく考えはないのかお聞きします。

 先ほどの大雑把な分類を苫小牧で当てはめてみれば、調和体の近代詩文は毛利寿海先生や二階堂北翠先生、室蘭の長谷川元市長も号は遅牛といい、反戦の書家と言われていました。現在は太田義久先生や河原啓雲先生、仮名は大門玉泉先生。そして古典派は広田岳洋先生から大澤尚洋先生ですが、大澤先生や東京の吉野大巨先生から「どうにかして市民会館の題字を残したい」と相談がありました。今残す方向で回答がありましたので大変お喜びになると思います。よろしくお願いいたします。

国政について

なるべく国政の問題は取り上げないできましたが、森友問題はともかく最近の加計問題には自民党を支持する者としても疑問を持ち、心を晴らすことができないでいます。
 まず、政府が怪文書と言われるもの、「出所、経緯がわからない物なので、これを確かめることはしない」と言うが、それなら内部告発はできなくなってしまう。上が勝手なことをしていることを正義感から告発するとき、告発する本人がわからないようにするのは当たり前、あんな答弁が許されるなら、暗黒社会になってしまう。
 また、官房長官が前川氏の下半身の問題を出し、「辞めた人だから」と言うのも相応しくない。下半身の問題はこの件とは別な問題で、それがあるから言うことは信じられないとするのは違う。辞めた人でもそれなりの立場にいた人の言うことだからこそ確かめなければならない。また、その人を次官に任命したのは内閣の責任です。然るべき人だと判断したから任命したはずです。また、このタイミングで読売新聞に退職したものの記事が出たことは、官邸はいろいろな問題を知っており、逆らえばこのようにして締め付けるという暗黒社会への序章なのでしょう。
 しかし、それを追求する民進党も党首の国籍問題をひた隠しにしてきた経緯があるから追求に迫力も、国民の支持もわかない。民進党は、何を言っても蓮舫が党首である限りこの呪縛から逃れられない。早く退陣することを他人ながら願っております。
 もう一つ、これらの問題の底流には小選挙区制に問題があります。過去の中選挙区制ならば選挙区で同じ党の人と戦う。良くも悪くも派閥ができて、派閥間でお互いに切磋琢磨(監視)していました。また、議員も質が高かったような気がします。今は小選挙区ですから党首のイエスマンばかり、選挙区での切磋琢磨はありません。このこともぜひ見直してほしいものです。

行政報告

苫小牧駒澤大学の移譲と京都育英館について
⑴.苫小牧駒澤大学の売却と京都育英館についてお尋ねしますが、今回の件で、まず私は市が53億円も拠出して、公私協力の大学と言われておりましたが、その意味で事前の水面下でも話がないとは考えられません。担当者レルでは情報が漏れると話していないが、実は市長、副市長には事前に話はあったのではないか。その件市長、副市長にそれぞれお聞きいたします。
⑵.事前の話は一切なかったということですが苫小牧駒澤大学は公私協力をどう考えているのでしょうか。あとで説明しますが平成13年に大勢の留学生にビザが下りないということがありましたが、この時も市には何ら知らされずに報道を見て大学に出向き知らされたということがありました。その時の反省が生かされていないと思います。駒澤大学側はその程度しか市のことを考えていないのではないか。市の考えをお聞きいたします。
⑶.苫小牧駒澤大学の対応を前提とした移譲話ですので、京都育英館側にはきちんと市の態度を伝えていかなければなりません。その前に苫小牧駒澤大学と京都育英館の間の契約内容はどのようになっているのでしょうか。わかる範囲で結構ですのでお答えください。
⑷.市が駒沢大学にした53億円の支援が、ある意味いつの間にか苫小牧駒沢大学が京都育英館に無償譲渡したもので、市とは関係無くなってしまうということも考えられます。まして市が貸与している土地も当然として貸与継続されると考えられたら大変です。これらについて契約ではどのようになっており、市の考え方はどう考えているのでしょうか。
⑸.なぜこのようなことを聞くのかというと、以前短大誘致した時に学校用地として美園町の土地を譲渡しておりましたが、その後大学が錦岡に作られるということで、市は新ためて土地を譲渡及び無償貸与したわけです。その際短大も錦岡に移転したということでその土地が含まれます。当然先に短大誘致した際譲渡した美園の土地は返還されるかと思いきや、学校側は譲渡された土地は大学側のものと、住宅地に分譲してしまいました。それは法的には問題ないものの、市民感情では割り切れないものが残ったわけです。今回はそういう意味を含めて縛りがあったと思うのですが、どのような契約になっているのでしょうか。
⑹.無償貸与している土地、グラウンドに使われていると思いますが、市は無償貸与を継続するのか。契約上どのようにお考えなのでしょうか。
 私も数名の苫小牧駒澤大学誘致時点に議員であった方にお話をお聞きいたしましたが、ほとんどの方が駒澤大学に4年生の大学をやっていただきたいということで無償貸与を決めたのであって、そうでない大学が学校を経営するのなら一度返してもらって、新たな大学が無償貸与をするにふさわしいのかどうかきちんと議論した上で新たに決定するべきだと言っており、私も同感です。市の考えをお尋ねいたします。
⑺.京都育英館は2013年設立ということですので、出来て数年しか経たない学校法人です。長年きちんと実績を積み上げたと言える程のものではありません。市はどのような大学なのか調査しているのでしょうか。
⑻.近年認可された学校ですが目覚ましい発展をしています。このスピードはただ単に学校教育に燃えた教育者が設立した学校とは考えられません。裏に実業家などお金を出している人がいると思いますがいかがでしょうか。
 一説によると、時系列的に追っていきますと、かなり先に中国に学校を2つ持っています。ということは、これは逆に中国側が日本に進出し、日本の教育者と手をくんだ学校と考えるのが妥当なのではないかと言われておりますがいかがでしょうか。
⑼.そもそも今中国では学校が足りない、数字は少し古いのですが年間300万人の卒業者に対し大学の定員は100万人しかいない。そこであぶれた人達は海外に留学する。その意味では学生確保には向いています。ただ反面、チャイナマネーはお金儲けになるなら出資をするが、ならないならすぐ撤退してしまうということもよく言われています。そこはどうお考えなのでしょうか。
⑽.さて、過去にも苫小牧駒澤大学で経験したことですが、大量の留学生が入ってくると事故、事件が多発する。平成13年前後でしたが留学生が定員の半数を超えていた時がありました。そして同時にいろいろ問題を引き起こしました。3月に夜間金庫前の路上で飲食店従業員を襲い、店の売り上げを奪った強盗事件。9月に発覚した入学予定者の就学ビザが発給されなかった事件。さらに10月末に発覚した入学予定の留学生5名が、入国後行方不明になった件。11月、中国人留学生2人が、前年9月より授業を欠席し、本州に滞在していたため除籍処分になった件。さらに12月には春に入学した男子留学生4人が9月から行方不明になっていることが判明しました。
 この中でビザが発給にならなかった件もただ単にビザが発給されないというだけでなく、この時の留学生と言われる方々は日本語を全く話せない方々でした。20名にとうとうビザが下りず、5名は行方不明で入学をしていない。ですから不法就労のための隠れ蓑として留学が使われた疑いがあるのです。
 当時、不正に日本へ入国させる蛇頭の存在が言われており、これは中国マフィアと繋がっていることが考えられていました。そういった方法で入国した人は入国後労働市場に流れたり、また女子学生が風俗嬢になったり、悪質なのは麻薬の流通に使われる恐れがありました。その可能性があるからビザが発給されなかった。白と明らかになるまで入国できなかったということです。
 今申し上げたことは日本全国のことではなく、苫小牧駒沢大学のことです。ですから留学生が多いということはハナから白い目で見るのはどうかとも思いますが、十分注意していく必要があります、その点市はどうお考えなのでしょうか。
 ちなみに先程申し上げましたが、この時市は今回と同じく全く知らされず、報道を見て大学に行き知らされたということです。市は53億円拠出していますから、口では公私協力でと当時も言いましたが、いつも同じように結果は蚊帳の外です。私たちはもう騙されてはいけないのではないでしょうか。
(11).さて現実の問題をお聞きいたします。今までの卒業生が各種証明書を必要とした場合、それはどうするのか。
 東京の本学に申請しなければならないのか。新たな学校、苫小牧にある京都育英大学の方に申請すればいいのか。または駒沢高校に申請すれば代行して受け付けてくれるのでしょうか
(12).また今年入学予定の子供達もいます。4年間の学校生活中に入学時は苫小牧駒澤大学、卒業は仮にですが京都育英館となります。これで文科省はいいのでしょうか。ハードルは下げても駒沢本学で引き受けるということにはならないのか。また、運動部などで活躍をしようとして入られた子供たちはどうなるのでしょうか。
(13).将来看護学部を新設すると報道されていますが、そんな簡単にできるのでしょうか。私の恩師が当時、経済学部から法学部を切り離す作業の責任者として何度も文部省に出向いていましたが、聞いている限りでは大変だということで、新たな学部の教授の論文数など細かく審査されます。資格に足りないと思われる人はどんどん弾かれて行きます。やっと教授を揃えたとしてもそれでもなかなか新設を認められないと聞いております。もちろん学部の需要動向もあると思いますがいかがでしょうか。
(14).同じく、現在の白老にある北海道栄高校を苫小牧市に持ってくるということはどうかなのでしょうか。

代表質問−16

16.教育行政
⑴.教育の目的について
 教育行政執行方針を昨年と比較して読んでみました。そうすると、平成28年の教育の目的は「人格形成と国家・社会の形成者の育成、すなわち『ひとずくり』です。このことは、いかに時代が変わろうとも普遍的なものです。」と書いてありました。
 しかし29年は「少子高齢化の急速な進展や経済の一極集中化などの課題により、持続可能な社会を創るための『ひとづくり』が社会的に急務となっております。また、地域コミュニティの規模が縮小し希薄化していく中で、地域の課題に正対し自ら解決しようとする人材を育むことが教育の重大な目的になっております。」と書いています。
 まず「ひとづくり」の定義が違います。また、28年は「ひとづくり」が「普遍的な教育目的」ですが、29年になると「人材を育む」ことが「最大な目的」になっています。ここは舌ったらずなのではないか。この文章のままでは多くの誤解を生みます、説明を求めます。
⑵.学力向上について
 「苫小牧学力向上アクションプラン」に基づいた授業改善の取り組みを6年続けているということですが、以前、苫小牧市の学力は全国と比べてかなり低い点数しか取れませんでした。しかし最近は高いとは言いませんが、だいぶ改善してきており、その点は市教委始め、学校現場の先生方、勿論本人たる生徒たち、それぞれに頑張った成果だと思います。この傾向は私は以前なかった夏休みなど長期休暇の始めに学習サポートをしていますが「頑張ったなあ」と評価します。しかしそれは外部から一面的に見ただけですので、この成果は授業内容の見直しにあるのか、家庭学習にあるのか、どのような努力の結果なのかその分析をお答えください。
 また、「教育行政執行方針」には「依然として課題も見られる」と書いてありましたが、その課題とは何でしょうか。
⑶.子どもの貧困と健康について
 私達は、毎朝通学路に立って、子供達の交通安全と挨拶運動をしていますが、子供達はよく家庭であったことなど話してくれます。先日小学校一年生の体の小さな子供が「朝ごはん食べてこない」っていうんです。お母さん忙しいのかなあと思って「じゃあ、夜のうちにおにぎり一つ作っておけばいいのに」というと、全く屈託のない顔で「うち貧乏だから食べるものがないんだ」というのです。思わず声が出ませんでした。今言われている子どもの貧困とはこのことなのかなあ、と考えてしまいました。
 そこで、今回の教育行政執行方針には前回までにはなかった子供の貧困が書かれています。現在市内に貧困と言われている子供達はどのくらいいるのか。きめ細かな対応をして相談に当たって、少なくても朝ごはんを食べてこれるようにするべきだと思いますが、市教委と、さらに市教委だけの問題ではありませんので健康子ども部との連携が肝心ですのでそちらのお答えもいただきたいと思います。
⑷.メール配信サービスについて
 27年度11月より試行したメール配信サービスは28年から本格実施いたしました。これにより個人情報の保護は格段に整備されたものと思いますが、私は父母間の横の連携が希薄になるのではないかと心配していますが、一年間実施してみてその反省、課題などありましたらお聞きしたいと思います。
 また、メールアドレスはどの程度持っているものなのか。持っていない家庭にはどのように知らせているのでしょうか。例えば休校の一斉配信メールを送った際に、アドレスがあっても見ている人、見ていない人がいると思いますが、マニュアルではその後のチェック体制はどのようになってフォローしているのでしょうか。
⑸.特別支援学級について
 特別支援学級であった問題を申し上げます。一昨年4月に転勤してきた支援学級の先生が一ヶ月くらいで学校に出てこなくなりましたが、その知らせが父母には全くなく、教頭先生などに聞いてもあやふやな回答で何も答えてくれない。そこで父母の代表が夏休み前に市教委に確認したそうです。2学期から出てくると言われたが、2学期になっても出てこない。その間お母さん方もいろいろどうなっているのかと話には出てくるがわからない。3学期には恒例で校長先生が生徒と触れ合うのですがその時も何も言わなかった。3学期に送り迎えに来ていた父母がまた聞いたら「新学期になっても来ないかもしれない」と言われたそうです。しかし、それはたまたま迎えに来ていたお母さんが聞いたのであって、迎えなどに来ないお母さんに伝わるような話ではなかったと言います。代理の先生が4月から来ましたが、とうとうプリントなどに書かれて父母に知らされることはなかったと言います。しかし普通学級の方では先生が長期に休むときはすぐプリントに書かれて、皆に知らされる。実際その間にそういう先生がいたそうです。どうも子供が一般学級と差別されているとお母さん方は言います。まず、この事実関係が正しいのかどうなのかお聞きいたします。
 プリントに書いたかどうかは私に話してくれた父母の方のお話に間違い無いものと思います。しかしそこに差別意識があったかどうかはいろいろ反論もあろうことかもしれませんが、このことに限らず、父母の間には「差別されている」という意識があります。それが問題です。ひとつ一つのことは反論できるかもしれません、しかしそういうことが次々に重なっていることが、底流にお互いの理解を阻害していると思います。私は差別をしている意識があることを直すのはある意味簡単だと思います。しかし差別している意識がないものを、差別されている方々から見ると差別されていると感じることを理解し、直していくことの方が、意識がないだけに大変だと思います。市教委ではこの件どうお考えなのでしょうかお答えください。以上お聞きして1回目の質問を終わります。
  

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プロフィール

HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身

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