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「さくら」通信

苫小牧市議会議員桜井忠のブログ

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一般質問−4 2.市営住宅

⑶住吉団地について
①住吉団地の樹木、せっかく直径30センチ前後に育った木を、間引くのではなく全部1メートル位の所で切ってしまった。どういう理由か。(虫や雪氷落下の被害で住民からも強い要望があった。)
②私は住民の要望は大切だと思う。ただ緑化も大切にしたい。とすると、最初に植えるべき樹種を間違ったのではないか。(市内全体に緑を増やそうとしたが、最近は中低木を選んで整備している。)
③樹木を抜根せず1m残しているが、その後に新たな植樹をする考えはないのか。(自治会と協議していく。)
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一般質問−3 市営住宅

⑵.末広団地について
①2年前末広町1−12の団地が耐震基準をクリアしていない中で入居を控えていることを質問したが、市の答えは「H28年末に出す全市営住宅の計画の中で示したい」とのことでした。しかし、その計画を示していない中で隣の5階建市営住宅が先月皆他に移された。なぜそうなるのか。全体計画の中で対応するのが本当でないのか。(熱供給管の劣化で集中暖房の維持が困難になった。)
②転居した方は市内各所に引っ越したが、子供の転校や近所付き合いの中で近隣のアパートに引っ越す方が多かった。しかしそうなると、6月に抽選があるが、その時にくじを引いた方が入居できそうな番号であるのに、そのアパートへ1−13の方が転居してくると、それだけ入居が後になると心配しているがこの場合どうなのか。
(事前に当該転居者の分を加味した中での募集だった。)
③抽選時にわかっていたらなぜ応募者に伝えなかったのか。情報公開の姿勢に欠けるのではないか。(対象となる部屋は周知していない。)

一般質問−2

2.市営住宅
⑴ 弥生団地について
①母と子供二人の世帯だが、最初は母親の収入で生活していたが、子供も順に社会人になり、収入を得るようになった。すると収入基準をオーバーし家賃が段階的に上がり、昨年は6万数千円、今年は8万7千円になって、6月に民間アパートへ退去した。この場合近隣で、同程度の民間アパートの家賃が基準となるという説明だったが間違いないか。(担当職員が民間アパートの家賃が近傍同種となるといった表現をしたことをお詫びしたい。云々)
②近傍同種の家賃でなんで87,000円なのか。逐条解説でも毎年調査して、民間の家賃と離れてはいかんと書いている。弥生町で確かに住戸改善しているが、古いのに変わりない2LDKです。私が調べた苫小牧駅側の2DKのマンションが75,000円。そこはずっと新しく、エレベーターもオートロックも付いている。(今後調査したい。)
③私はせいぜい55,000円がいいところだと思います。確かに、算定基準があるのでしょう。しかし逐条解説にまず基本として近傍の家賃と同じにする。しかし変動が激しい民間の時価に会わせるわけにはいかないのでそこは修正が必要だ、しかし民間の時価から離れてはならない、と明確に書いている。今の説明では納得がいかない。(今後調査した上で改定する。)
④そうなると市は取りすぎということになるが、他の入居者にはお金を返すべきだと思いますし、出てしまった方にどう説明するのか。(改めて丁寧に対応したい。)

9月議会一般質問

1. 空港の民営化
⑴  国管理4空港懇談会
①  空港の民営化について質問します。前回の議会でも空港民営化について6月までの動きをお聞きましたが、その後の動きはどのようなものかお答えください。
②  国管理4空港懇談会提言書を読むと、国管理4空港を中心に円を描き北海道をバランス良く網羅されているが、これは道内空港をこの4空港中心に発展させ、他の空港はこの空港の一段下に置くということなのでしょうか。
③  まあ、そうでしょうね。ただね、このような形態は考えとしてはわからないでもないんです。実際は稚内空港より旭川空港の方が重要度は高く、また釧路空港と同じくらい帯広空港も重要度では位置付けられます。ですからこの図は都合よく書いた作図だと思います。
 しかし北海道はこの図が最善とは思わないが、このような空港の差別化がある意味必要だと私は思います。例えば稚内も、利尻、礼文も皆ジェット化したために、旅客が分散してどこも収益率が悪い空港になってしまった。そういう意味で例えて言えば新千歳が総合的な大幹線空港、函館、釧路、そして旭川が若干の国際線を持つ幹線空港、そしてそれ以外の稚内、女満別や中標津などが主に千歳と繋がるローカル線、そして離島が利尻、礼文、奥尻と位置づけし投下する資金も差別化するべきだと思いますがどうでしょうか。
④  市長の立場で、他の空港のことを発言しにくいので、その程度のお答えは仕方がないことだとは思います。確かに、いろいろな地域に空港があり、それぞれ国会議員がついて、皆我田引水する。それに引きずられるから先程言った稚内空港のように共倒れしてしまいます。これを調整するのは本当に難しいと思います。
 さて、この計画の中でインバウンド増を言っていますが、それだけ諸外国との間の航空路線が充実するということ、そうなると道内の水産物や青果など、北海道の持つ大きな食の魅力を輸出できるようになります。そういう意味での輸出効果はどう考えているのか。そしてその中で例えば苫小牧産のホッキ貝や秋鮭の輸出がどのくらいになると見ているのか。私はホッキ貝は生命力が強く、ちょっと湿らせた環境があれば1週間は生きていますので、その調理法などを伝えていけば、いい輸出品になると思いますがお答えください。
⑤  この計画で道内へのインバウンド1000万人、経済効果2兆5千億円としています。日本全体でつい最近1000万人を超えたばかりなので大風呂敷だという感じは否めませんが、これは当然空港を民営化して、離発着料を下げた中での数字だと思いますが、離発着料はいくらとした数字なのでしょうか。
⑥  民営化した後の最大の効果の一つがこの離発着料でありますので、この試算をしないインバウンドの拡大の計画は全く絵に描いた餅だと思いますが、続けて質問します。インバウンド1000万人の中身は、新千歳空港はそのうち何人と見ているのか、経済効果はいくらなのか。その内苫小牧は何人入り込み、経済効果はいくらと見ているのか。
⑦  当然1000万人のインバウンドとなると、新千歳空港は現ターミナルビルでは足りなくなります。その場合、以前のように次のターミナルビルを苫小牧地域にという主張をしていくのか。またはその主張は下ろしてしまうのか。
⑧  平成15年の白紙撤回は私もよく覚えていますが、道が空港第2ターミナルビルの建設を地域と約束したのに、国へ要求しないと言ったため、地域ではそれなら白紙撤回だと言ったもので、地域は第2ターミナルを苫小牧地域にという考えを捨てたわけではありません。議会もそのような声がほとんどでした。ただ、私は平成23年に議会に復帰するまでの数年間の議会議論はよくわかりません。そこで私の考えを述べたいと思うのですが、新千歳空港の発展をまずは第一に考えるということ、その上で、空港の機能を最大限高める方策が、千歳地域だとしたなら仕方がないことですし、苫小牧地域だとしたなら、それは幸いだと思うのです。少なくとも、苫小牧市行きにしないから補助金を出すだとか、空港の機能を無視した議論はよくない、空港が最大限良い空港になっていくことが肝心だと思いますがいかがでしょうか。
(以下、13問まで質問を用意したが時間がなくカットした。)

国歌について

先日の平和記念式典。以前の戦没者慰霊祭ですが、この式の最初が国歌斉唱で始まります。私の周りには民主党系の議員が多かったせいなのか、私の声しか聞こえなかった。これはあくまでも聞こえなかっただけで周りの人は歌っていたのかもしれない。ちょうど今年はリオのオリンピックも同時進行しているが金メダルを取って国旗掲揚され、同時に流れる君が代に改めて涙する人も多い。
 この日は終戦記念日だけに靖国参拝の問題も毎年話題になる。今年は組閣後すぐの時期だったが、新外務大臣は外遊中で、本人の考え方と閣僚としての判断が厳しく問われることは避けられた。
 それにしても中国や韓国に靖国の問題をいちいち問いただされることは私は内政干渉だと思う。なぜなら、宗教の問題は心の問題、他の国や他の国民と判断が違うことは理解されないかもしれないけれども仕方がない問題で、その人の心を自分の考え方に同じにすることは認められないのではないか。
 日本は一神教ではない。どこにでも何にでも神が宿る、その神に礼を尽くす、神は悪さもするし間違いも起こす。何より祟る。靖国神社は一級戦犯を祭祀しようがしまいが、「靖国で会おう」と言ってなくなった方が祀られている限り、それら国のために亡くなった神様に祈りを捧げるのは当然です。
 ところで中国国歌は抗日プロパガンダ映画「風雲児女」の主題歌で作られたものが国歌になったもので、一度違う歌を国歌にしたのですがまた元に戻されました。1972年中国と国交回復した時に中国を訪問した日本政府の大臣たちも「起ち上がれ、起ち上がれ、起ち上がれ」と日本を敵視する歌詞を甘んじて聞いていた。これから日本と仲良くしようというときにブラックジョークのようだと私は思いましたが、日本人はこれに抗議したりはしない。それが中国の歴史だからでしょう。このように他国には理解されないものであっても、その国特有の文化に他国がケチをつけても仕方がないもの。その国の歴史を良いとか悪いではなく、民衆の中で為政者が願ったものであってもなくても育った文化を変えることは許されないものだと思います。

天皇陛下のお言葉

天皇陛下が今日お言葉を述べられた。生前退位を暗にほのめかしたものだった。世間での高齢者をみても体が若い時のようにはいかないし気力も続かない。もちろんボケる人もいるし、ボケないまでもいろいろな変化がある。そうやって考えると、今陛下は高齢の中で天皇としての国事行為や、被災者をはじめ全国の行幸、そして私事となる神事など国民に必ずしも明らかにされていない行事。いくら陛下の仕事を少なくしたと言っても未だ莫大な仕事です。日本国憲法や皇室典範に規定されていないことではありますが陛下が安寧に過ごされる環境を整えることが象徴天皇が言えないことだからこそ、国民がなさなければならないことではないでしょうか。
私は陛下と一度だけ会話をしたことがあります。それは有珠山噴火後の被災地への行幸でお見送りをした時のことでした。お泊りのホテルの玄関前に出口側から室蘭市、苫小牧市、登別市、伊達市、白老町‥‥という順番に前が市長、後ろに議長が並びます。そうして北海道の担当者から「陛下には話しかけてはなりません。お尋ねされたら答えてください。」との説明がありました。そうこうすると北海道知事と道議会議長が先導されて天皇陛下と皇后陛下がエレベーターを降りてやってきます。最初に町村長がお会いになるわけですが、もうお年を召した町長は黙っていられません。北海道の説明があったにもかかわらず声をかけます。「陛下昨日は被災地へ行幸いただきありがとうございました。」虻田の町長だったと思うが声をかける、そうなると堰を切ったように皆声をかける、ある者は園遊会へ招待のお礼、ある者は叙勲のお礼‥‥。そうした時私のところに来られたが、私は道の説明の通り黙っていた、そうすると陛下が「こちらは」と私に向かっていった。私は「苫小牧市長でございます。」と答える、そうすると陛下が「苫小牧はどうですか」とお尋ねになる。「はい、苫小牧市は順調に発展しております」。首を縦に振りながら「そう」と微笑む。そうすると次に美智子皇后から「介護保険は順調に行っていますか。」と尋ねられた。私は「介護保険は順調に推移しております」と答えた。「是非お年寄りを大切にしてくださいね」と言われた。私は深く頭を垂れた。それは心の底からの尊敬の気持ちから自然と出たものだった。それほど天皇陛下と美智子皇后陛下の言葉や態度には穏やかな中にも力があった。
また皇太子殿下とは国体の時に昼食会で森前総理や馳文部政務官、高橋知事などとご一緒していろいろとお話をさせていただいた。日高昆布の話や映画「北の零年」に出てくるイナゴの被害、北海道はトノサマバッタなので被害が大きかったこと、手稲にその時のバッタの卵を埋めたバッタ塚がある話などした。馳代議士から「苫小牧市長は物知りですね」と言われた。皇太子は本当に正直な好青年という感じがした。
新たな皇室、皇族の姿は時代の変化とともに変えてはいけないものもあるが、老いながら生きなければならない時代変えなければいけないものもあると思う。少なくとも私はそう思う。

頑張れ❗️丹羽孝希‼️

私が市長だった時、丹羽美里選手が卓球の全国大会に出場するため市長に表敬訪問に来た。その時弟も一緒についてきたのだが、小さかった弟は「なぜお姉ちゃんが全国に出て僕は出られないんだ」という、そして「俺はお姉ちゃんに負けない」と言う。お姉ちゃんもそう言われたら負けてはいられない、「私はお前なんかに負けない」そう言って市長の前で姉弟喧嘩が始まった。同行した親から「お前はまだ小さいから出られないんだ」とたしなめられてしまったが、なんとも面白い姉弟だった。
その時は大した結果ではなかったのだと思うが、美里ちゃんはその後順調に成長して大学生になり、3年連続してインカレチャンピオン(大学日本一)になった。
お姉ちゃんに負けないと言った小さかった弟は、体は小さいが年子だということが後でわかった。その子が丹羽孝希君、今オリンピック選手として戦っている。彼を見るたびに小さかったが向こうっ気が強かった小学生だった時を思い出す。がんばれ丹羽孝希!

一般質問 3

⑴ .新千歳空港について
問1 そこで新千歳空港の問題、特に空港の民営化について、いろいろな動きがあるようです。そこで前議会から今議会までの動きについて、どうなっているのか先日武田議員にもお答えになっていましたが、まずは質問いたします。

問2 急に進んだという感じがしますが、まず確認したいのですが、国は今回の民営化は北海道へのインバウンドを増やすというわけですね。日本の中で最も国際化(離発着料で)できる新千歳空港という視点はなく、あくまでも北海道の新千歳空港と言っているのでしょうか。

問3 私はこの問題、平成11年、つまり20世紀からずっと言い続けておりますが、新千歳空港は日本の空港というよりアジアの空港の中で競争しなければならない。日本で唯一競争力のある空港ですので、新千歳空港の単独の収支の中で対抗するべきだと申し上げてきましたが、先の質疑を聞いても道からはその所について、どのような提案もないという段階だということでしょうか。

問4 それでは国管理の4空港のことは置いておいて、道の管理する空港や市が管理する空港について、もしも同じ会社が管理するとした場合、その契約内容、つまりは積算内容など個々独立のものであり、国管理の、中でも収益率のいい新千歳の利益でそれら空港の穴埋めをするということはないとは思いますがいかがでしょうか。

問5 北海道は空港民営化に対して国への基本要件は2つ、1は北海道の広域観光の振興などを支える北海道内の航空ネットワークの充実強化、2はネットワークの中核となる新千歳空港の国際拠点空港としての機能強化です。しかしこのことは矛盾するのではないでしょうか。限りある余剰を何に使うのかという点で考えると、2は新千歳の充実であり、1は新千歳空港以外の空港の赤字解消です。全く正反対です。私は2番を優先させ、余剰を投入し、新千歳空港が韓国仁川や香港国際空港、台湾の中正国際空港やシンガポールのチャンギ国際空港はたまた中国の各国際空港などに対抗していくことを考えるべきだと思います。その矛盾はどう道は説明しているのでしょうか。

問6 私はまず、2番を優先させて徹底的に余剰を投入して離発着料を下げ、発展した新千歳空港から溢れていく客を道内他空港、及び北海道新幹線が受け皿になるという順序が必要だと思いますが、市の考え方をお聞きいたします。

一般質問 2

2.北海道交通体系
 ⑴.北海道新幹線について
問1 新幹線が北海道まで延伸され数ヶ月が過ぎました。この間、ゴールデンウイークの乗車率が44%ということでしたが、この数字をどう見るのでしょうか。低いとする人もいますし、昨年より青森から函館に渡ってくる人は当然増えてはいます。市長はこの件どのような感想をお持ちでしょうか。

問2 観光客が函館には増えた中で、それらの人たちを胆振に呼び込むために、私も先の代表質問で提案しましたが苫小牧市が先導して森蘭航路の調査を重ねていることは評価したいと思います。
 さて、古い話で恐縮ですが、この間の事情を知らない人も多くなったと思いますのであえて申し上げますが、この新幹線は昭和47年北海道に北回りとして指定されましたが、篠田代議士を中心として復活を図り、苫小牧まで釣り針型の路線が内定されましたが、その後室蘭が三枝代議士や長谷川市長、青野議長が田中総理の自宅まで押しかけ談判し、鉄建審会長であった鈴木善幸総務会長の了解を受け、昭和48年の告示で南回りの計画が決まりました。しかしその後昭和57年の、いわゆる土光臨調の第3次答申で計画が凍結してしまいました。しかし昭和62年その一部(北回り)が解除され、現在に至っております。
 このように南回りは一度は決まったことではありますが、現状の利用状況の中で、路線が南北に2つに分かれては、そう多くの利用が考えられません。そういう関係を踏まえて市長はあえて南回りの新幹線の復活のお考えはないでしょうか。

問3 私が心配するのは新幹線と並行するJRの在来線は廃止され、第3セクター化されます。そのことによって他の第3セクター鉄道の例に習えば、通学定期などは約5割増しになっている。そうなると苫小牧から周辺他町に通学する生徒は大変な経済的負担になります。また逆に他町から苫小牧に通う生徒にも同じように負担になります。これらの人々は準市民と言ってもいい方々ですが、このこと一事を取っても大変なことです。ですから私は新幹線の南回りを復活するよりは、新千歳空港など新幹線以外で発展を考えるべきだと思います。今後苫小牧への新幹線誘致は諦めるべきだと思いますがいかがでしょうか。

平成28年6月議会一般質問  1

1. 危機管理
⑴ .熊本の地震を参考にした体制について。
問1 通告に従って一問一答で質問させていただきます。
 まず最初に危機管理について、先の熊本の地震を例に渡辺、小山議員からも質問されましたが、私も質問させていただきます。
 この度の熊本から大分に至る地震災害に対して、心よりお見舞い申し上げますと共に、お亡くなりになりました方々には衷心よりご冥福をお祈りいたします。また1日も早い復興を祈っております。
 今回の地震に関して、市長からもお気持ち、そして市長として感想があればお聞かせ願えればと思いますがいかがでしょうか。

問2 今回の災害に関して市は、いち早く職員を現地に派遣して、復興のお手伝いをしていますが。私は以前苫小牧市でも出光の製油所でタンク火災を起こし、その後も火災の恐れがあるということで、全国各地の消防から1ヶ月間ご協力をいただき、お陰で無事再度の出火を防ぐことができました。ですからこのように他市が災害で困っている場合、それに応じて協力をするということは大切なことだと思っております。
 そこでこの際お聞きいたしますが、今回の応援要請はどこからどのようにあったのか。また派遣した市の職員が帰朝報告されたものと思いますが、参考になったことなどあれば教えていただきたいと思います。

問3 実は私のところに、連日の報道を見ている市民からいろいろ意見が寄せられております。例えば「市のパッカー車を持っていったらどうだ」など、しかし私はこのように混乱しているときだからこそ、道や国などを通じて、役割分担をして、必要な人材を派遣していると思いますと答えておりましたので、あえてお聞きいたしました。
 さて私はあの地震を見て「ザワッ」としたのですが、その一つは平成2年から3年に雲仙普賢岳の火砕流被害に引き続き、平成7年に阪神大震災があり、いろいろと防災について議論されてきました。その後も中越地震や宮城県北部の内陸地震もありましたが、平成23年の東日本大震災で、津波で大変多くの被害者を出したのと共に原発の事故もあり、その傷は今も癒えておりません。
 当然東日本大震災の反省から、いろいろ耐震対策などを講じてきました。ですから個別にはわかりませんが、今回使用不能となった宇土市役所や益城町役場にしても対策は取られたのではないかと考えます。しかし震度7が2度もあった地震というかつてないタイプの地震です、当然今回のことは国でも十分分析し、反省するべきは反省して、各地の対策にフィードバックしていかなければならないでしょう。
 この公共施設の知りえている情報と、震度7が2回という今回の地震を経験して今後の耐震基準が変わる動きがあるのかどうか、市の考えを含めてお聞きいたします。

問4 わかりました、そこで翻って苫小牧市を見てみると、本庁舎は勿論の事、ゴミ処理施設や物資の受け入れ先である市の総合体育館、まあ病人の受け入れ先である市立病院はまだ新しく、免震構造にもなっていますし、消防庁舎は平成23年の大震災を経ての建設ですので大丈夫だとは思いますが、支所はどうなんだろうか。そのように重要な役割を果たす施設がきちんと機能されるように、必要なところにはそれら耐震対策などが十分なされているのかどうかお尋ねいたします。

問5 耐震対策が十分であっても運用がどうかということもあります。川沿公園体育館、あそこは避難所にはなっておりませんが、救援物資の保管庫で市総合体育館を補完する施設です、当然スポーツ施設として使用しているときに大地震に見舞われることもあるでしょう。ごく最近ロビーがパーテーションで仕切られて、大きな自動販売機もロビー中央に仕切りのように置かれています。勿論ロビーとしての機能はなされておりません。しかし、いざというとき正面玄関が使えない事態になれば反対側に逃げれるような設計だったのではないでしょうか。体育館利用者の導線を奪っていると思いますがいかがでしょうか。担当部局はなぜそんな利用を了解したのでしょうか。

問6 私は指定管理者制度を否定する気はありません、しかし、今までもデパート火災があれば、非常階段が倉庫のようになっており被害が拡大したという例はたくさんあります。ですからきちんと市が管理する以上にきちんと管理するべきだと思います。今回用途変更の申し入れがあって現地で担当者が打ち合わせをしたことはあったのでしょうか。また、それでは現状変更した後でも、担当部局がすぐに現地を見に行って確認をしたのでしょうか。

問7 今後きちんと対応していただきたいと思います。
 また同じように、出光カルチャーパーク。先日急に看板が立ちました。何時から文化公園がカルチャーパークになったのでしょうか。文化公園という名前は30年も地域に愛されてきた名前ですが、変わるという話は地元町内会にもありません。なぜこの事にこだわるかと言いますと、末広町内会に配られた津波ハザードマップは文化公園となっています。末広町は町中ほとんどが浸水します、しかし文化公園から浸水しないんです。そうしてあそこには11メートルと9メートル位の山があります。そこに行けば、まずは一次的には安心という非常に重要な場所です。
 私はまず、地元町内会きちんと説明をする。公園名が変わったならマップを作り変える。その必要があると思いますが如何でしょうか。

問8 また、先日小山議員の豊川コミセンの質問に市は先ずはコストが安いこと、そして技術が進歩して遮断弁などもよくなっているから都市ガスにしたというような答弁がありました。実は私以前、阪神大震災の被害状況を見て、都市ガスから神戸の街のあちこちで火が出て多くの犠牲者が出た。一度元栓を処断したなら、今度は復旧する際、すべての末端の栓が閉まっていることを確認できてからでなければ開けられない。1週間位も栓を開けられなかった。それに対して都市ガスがなくLPガスの淡路島では一件ガス爆発があって一人軽傷を負っただけでしたので苫小牧市も避難所になる学校などは都市ガスではなくLPガスにするべきでないかと質問しました。
 市の回答は都市ガスとLPガスと灯油を分散していろいろ使ってみたいというものでした。遠藤連議員にも同じような答弁でした。その答弁を変えるということでしょうか。もう20年も経っていますので技術も進歩しているので方針を変えることは止むを得ないとは思いますがお尋ねいたします。

問9 全体の方針はわかりました。先ほど20年も経っているので止むを得ないとは申しましたが、ただ、この豊川コミセンは福祉避難所を視野に入れた整備というなら、やはりLPガスの方が良いのではないでしょうか。災害時にはLPガスの方が機動性に優れています。ボンベとコンロがあれば炊出しもできるし、復旧も早い、もう一度検討し直すことはできないでしょうか。

問10 私が「ザワッ」とした理由のもう一点は、今回学校などに避難した方々が、落下物が怖いからとグラウンドなどに車を停めて、その中で避難しておりました。南国熊本ですから、それでも何とかなったのかも知れませんが、北海道では到底考えられません。そういう意味で、苫小牧では避難所などは落下物や耐震対策も含めて、現時点でどうなっているのかお答えください。
  

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プロフィール

HN:
桜井忠
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/02/03
職業:
苫小牧市議会議員
趣味:
書道
自己紹介:
大東文化大学経済学部卒
職歴 苫小牧市議(4期)、前苫小牧市長、元代議士秘書
室蘭市出身

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